女性の便秘事情
2015-09-29 15:00:01

30〜40代女性のお通じ事情、半数が悩む便秘とその要因

30〜40代女性の便秘事情



近年、ライフスタイルの変化に伴い、特に30〜40代女性の間で便秘に関する悩みが深刻化しています。株式会社えんばく生活とライフスタイルに特化した同社が共同で実施した調査によって、驚くべき結果が浮かび上がりました。調査対象は30〜40代の女性約400名。結果では、実に2人に1人が「お通じ」に何らかの悩みを抱えており、そのほとんどが便秘です。

調査の主な結果



1. 現代女性の便秘率
調査に参加した女性の92.5%が「便秘」で困っていると回答しました。特に、64.5%の女性は「3日以上便が出ないことがある」と伝えています。これは、便秘が女性の健康にどれほどの影響を与えているかを示しており、いわゆる『詰まり女子』と自覚している方も多いことが伺えます。

2. すっきり女子と詰まり女子の違い
「お通じは良好である」と答えた女性と便秘を訴える女性の食生活には顕著な差がありました。便秘を訴える女性は、特に穀物製品の摂取量が少なく、自覚的にはまさにこの「穀物」が鍵を握っていることが確認されました。相対的に、腸内環境が整った女性は、雑穀やえん麦、大麦などの食物繊維を多く日常的に摂っていることから、これらの食品の摂取が大きな影響を与えています。

食物繊維の重要性



和洋女子大学の王堂哲教授によれば、便秘解消には食物繊維の適切な摂取が不可欠であるといいます。水溶性と不溶性の2種類の食物繊維があり、これらをバランスよく摂取することが重要です。えん麦のような穀物は意識しなければ食生活に取り入れにくい部分もあるため、手軽に取り入れる工夫が必要です。

腸内フローラ改善への取り組み



同社は今後、30〜40代の便秘女性30名を対象に、腸内フローラの改善研究を実施する予定です。食物繊維が豊富なえん麦ふすまを1ヶ月間摂取し、その前後で腸内フローラにどのような変化が見られるかを調査します。この結果は、2016年1月に公表される予定です。成果が期待されています。

結論と提言



この調査は、現代女性が便秘に悩む理由や、それに対する解決策として食事の見直しが求められることを教えてくれました。特に、食物繊維の理解を深め、具体的には雑穀米やえん麦の導入が切実に必要です。健康的なお通じを確保するためには、日常の食生活に工夫を凝らし、穀物製品を意識的に摂取することが求められています。女性たちは、自分自身の体調や腸内環境に目を向け、生活習慣を見直すことが重要です。

この調査結果は、便秘に悩む多くの女性にとって貴重な情報となり、彼女たちの健康生活を支える一助となるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社サイキンソー
住所
東京都渋谷区代々木1-36-1オダカビル2階
電話番号
03-5309-2522

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