京都府内での国際茶会実施の様子
2025年に開催予定の「大阪・関西万博」に合わせ、京都府では「きょうとまるごとお茶の博覧会」を通じて、国際交流の場として「国際茶会」が企画されています。この取り組みは、京都府内の小中高生が万博参加国からのゲストをお茶でおもてなしし、異文化の理解を深めることを目的としています。子どもたちにとって、国際交流は貴重な経験となり、友好関係の構築へとつながるでしょう。
具体的な交流の流れ
1. 京都府立園部高等学校とスリランカ
- - 日時: 令和7年7月9日(水)16時~18時
- - 会場: 京都府立園部高等学校(南丹市園部町小桜町97)
- - 参加者: 約20名の生徒とスリランカからのゲスト計5名
この交流会では、園部高等学校の茶道部による抹茶の呈茶や、吟詠剣詩舞部による演舞が行われます。また、園部城址の紹介や、スリランカの文化、そして紅茶の淹れ方をデモンストレーションする機会が予定されています。子どもたちはスリランカ文化に触れ、自国の伝統を学ぶことで、国際理解を深めることができます。
2. 京都府立中丹支援学校とイタリア
- - 日時: 令和7年7月11日(金)13時20分~14時30分
- - 会場: 京都府立中丹支援学校(福知山市大字私市小字打溝8)
- - 参加者: 高等部の生徒11名とイタリアからのゲスト
このイベントでは、生徒による抹茶の呈茶が行われ、イタリア文化の紹介と質疑応答が実施されます。これにより、生徒たちは文化の多様性を理解する機会を得ることができます。
3. 綾部市立豊里小学校とマリ
- - 日時: 令和7年7月14日(月)9時30分~11時00分
- - 会場: 里山ねっと・あやべ(綾部市鍛治屋町茅倉9)
- - 参加者: 豊里小学校6年生35名とマリからのゲスト
豊里小学校では、児童による合唱や合奏が披露され、その後、学校紹介やマリ文化の紹介が行われます。児童による呈茶(煎茶)を通じた交流が、国際理解の機会を提供します。
今後の予定
この国際茶会は、京都府内の他の学校でも開催予定ですので、興味のある方は最新情報をチェックしてみてください。
きょうとまるごとお茶の博覧会について
この博覧会は、京都の茶文化を支える多様な団体が連携し、万博開催を機に地域の魅力を発信することを目指しています。茶人や茶商、茶道具の製造者などが、さまざまな事業を展開し、府民や観光客に京都の茶文化を楽しんでもらえるよう工夫しています。