ゴールドウイン「GREEN CYCLE」の回収実績
株式会社ゴールドウインは、東京都港区に本社を置く企業で、持続可能な社会の実現に向けた環境保全活動を推進しています。その一環として、衣類のリサイクル活動「GREEN CYCLE」を2009年から実施しています。2024年度の活動では、合計12,154.0 kg、約12トンの衣服を回収しました。この回収量は、二酸化炭素の発生量に換算すると91,398.1 kgとされ、これは杉の木6,528本が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当します。
環境月間とリサイクル活動
毎年6月は「世界環境デー」にちなんで、環境保全の重要性を再認識し、行動を促す「環境月間」となります。ゴールドウインでは、この月を利用して「GREEN CYCLE」による衣服の回収を強化。自社製品に限らず、他社ブランドの衣服も対象としてリサイクルしています。
回収実績と方法
2024年度における衣服の回収は、ゴールドウインの直営店163店舗や、特別協賛するイベントなどで行われました。また、Jリーグのカターレ富山のホームゲーム会場でも回収を実施し、その結果、268.0 kgは「富山マラソン Tシャツリサイクルプロジェクト」、1,064.0 kgは「カターレ富山 GREENプロジェクト」で回収されました。
回収された衣服の中には、ポリエステルやナイロン製の素材が多く含まれていますが、これらは高純度の原料に戻るケミカルリサイクルを行い、ダウンウェアは新たなダウン製品の材料として活用されています。
未来に向けた取り組み
会社としての目標は、二酸化炭素排出量の削減であり、2030年までに環境負荷を軽減する素材を使用した製品の比率を90%に引き上げることです。これを「PLAY EARTH 2030」という長期ビジョンのもとで進めており、環境を大切にする持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。これにより、全ての事業所でカーボンニュートラルを達成し、再生可能エネルギーの使用を拡大。廃棄物ゼロの徹底により、より良い未来の実現を追求しています。
まとめ
ゴールドウインの「GREEN CYCLE」は、リサイクルを通じて持続可能な社会を目指す重要な活動です。衣服の回収を続けることで、環境保全に寄与し、循環型社会を実現するための第一歩を踏み出しています。今後も集まった衣料を新たな製品に生まれ変わらせる取り組みは、私たち一人一人が環境保全に貢献できる機会を提供するでしょう。詳細な情報は、ゴールドウインの公式サイトで確認できます。