ダンスで語るいじめ
2018-01-17 09:00:22
若き才能がつなぐ“いじめ”とダンスの新感覚ドラマ
若き才能が挑む“いじめ”をテーマにした新たな映像作品
最近、新たに公開された映像作品が話題を集めています。その名も『Bullying and Behavior』。この作品では、“いじめ”という重たいテーマを背景に、ダンスを通じてその現実に立ち向かう姿が描かれています。主に中高生を対象にしているこの作品は、EXIT FILM inc.が中心となって制作されたものです。
自主制作プロジェクトの全容
このプロジェクトは2018年1月にスタート。EXIT FILM inc.の代表、田村祥宏を筆頭とする制作チームが、メジャーな邦画やCMで活躍するクリエイターたちと共に、いじめをテーマにしたショートフィルムと関連するWebサイトの制作に取り組みました。セミファイナリストとして名を馳せたShigekix(15)と、数々の作品に出演しているSouma(17)が主演を務め、そのダンスシーンは圧巻です。
映像は約6分間のもので、YouTubeやVimeoでも視聴が可能です。また、この作品をきっかけに、いじめの当事者やその周囲の人々に向けた支援プロジェクトも予定されています。
背景にある社会的テーマ
“いじめ”というテーマは、EXIT FILMが毎年取り上げる社会課題の一つです。過去には地方創生や障害者ダンスなどのテーマで作品を制作してきました。この作品を通じて、田村監督は自身の経験を基に、現実的でリアリティを伴った視点から“いじめ”を描くことを目指しています。
物語の中心は、不条理に直面した男子中学生。彼がタップダンスを駆使しながら、打開策を見出そうと奮闘する様子が描かれています。この作品が、いじめの当事者たちに小さな希望をもたらすことを願っています。
撮影地の横瀬町
映像の舞台は埼玉県横瀬町。ここは新しいプロジェクトの実証試験として注目を集める地域で、町の協力を得て撮影が行われました。地元の中学生たちもエキストラとして参加し、プロの現場を直接体験する貴重な機会にもなっています。
主演二人のダンサーたち
主要キャストは、未来のダンス界を担うSoumaとShigekix。Soumaは幼少期からタップダンスに取り組み、多方面での活躍を見せています。一方のShigekixは、若干15歳で世界的なブレイクダンスシーンでの成功を収めています。二人のダンスバトルは作品の最大の見どころとも言えるでしょう。
制作の目的と今後の展望
EXIT FILMは映像を通じて社会的な課題にアプローチし、その解決策を探っています。『Bullying and Behavior』はただのエンターテイメントではなく、観る人に深いメッセージを届けます。このプロジェクトを通じて、多くの人たちに気づきを提供し、いじめの問題に対して意識を高めてもらうことが期待されています。作品を観ることで、様々な対峙の仕方や、多様性を尊重する大切さを感じてもらえたらと願っています。
今後も、出口の見えない問題に向き合う作品が増えていくことを心より期待しています。公式サイトやYouTubeでの視聴をぜひチェックしてみてください。
会社情報
- 会社名
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株式会社イグジットフィルム
- 住所
- 東京都千代田区神田多町2-9-12至徳堂ビル2F
- 電話番号
-
03-6262-9970