ユニ・チャームが検証した花粉対策マスクの効果と正しい使い方

花粉の季節に備えるマスク効果検証

ユニ・チャーム株式会社は、花粉の飛散量が増える春に向けて、マスクの選び方と装着方法に着目した研究を発表しました。同社の「超立体(R)マスク」および「超快適(R)マスク」を使用して、花粉や微小粒子をどの程度遮断できるのかを詳しく検証した結果があります。

遮断効果の実験概要

検証は2025年2月に行われ、主に以下の内容に焦点を当てました。まず、マスクのサイズの違いが効果にどのように影響するかを測定し、さらに装着方法の違いも確認しました。使用されたのは塩化ナトリウムという微小粒子（直径0.1μm）。

実験方法

検証には特別に設計された「マスク性能検査装置」が使用されました。この装置は、人頭模型にマスクを装着し、ボックス内に塩化ナトリウムを散布。続いて、微粒子が鼻や口にどれだけ侵入するかを測定しました。異なるマスクのサイズや装着方法による透過量の比較を行い、その結果をまとめています。

実験結果

この実験の結果、適切なサイズのマスクを正しく装着した場合、遮断効果が高まることが判明しました。具体的には、正しいサイズと装着を行った場合を基準として、他の条件下ではどの程度遮断効果が低下するかが明示されました。特に、顔とマスクの間にできる隙間を最小限にすることや、鼻を出さずにマスクを正しく装着することが重要であるとされています。