幼児にぴったりな新しい電車絵本『でんしゃくん、まちへ』
2024年12月4日に出版される絵本『でんしゃくん、まちへ』は、石倉ヒロユキによって作・絵が手掛けられており、幼児が楽しめる工夫が盛り込まれた作品です。本書は、CGと手描きを組み合わせた新しい表現方法を用い、視覚的にも楽しめる内容となっております。
新しい表現方法の魅力
本書で使われている技法は、CG(コンピューターグラフィックス)と手描きの絵を見事に融合させたもので、光の加減や電車の細かな部分へのこだわりが感じられます。この技法により、作品には立体感と存在感が生まれ、読者はまるで電車の世界に引き込まれるような感覚を味わうことができます。著者は、独特な存在感を持つキャラクターたちを生み出すために試行錯誤を重ね、完成するまでに丸1年を要しました。
物語のあらすじ
物語は、主人公の電車「でんしゃくん」が野原の駅から大きな町へ向かう冒険が描かれています。町にはたくさんのお客さんを乗せて走りたいという夢を持つでんしゃくん。途中、かみなりぐもが出現し、トンネルに避難するも、何らかの理由で動けない状況に直面します。しかし、途中の困難を克服し、町の駅に到着したでんしゃくんですが、今度は多忙な町で他の新型電車たちと共に多くのお客さんを乗せる挑戦が待っています。子どもたちの心を掴むストーリーで、何度も繰り返し読まれることでしょう。
読書後の楽しみ
本書の巻末には、でんしゃくんたちのペーパークラフトがダウンロードできるQRコードが付いています。おうちの方と一緒にペーパークラフトを作成し、遊ぶことで、物語にさらに深く入り込むことができるでしょう。このように、物語を読んだ後にも楽しめる要素があり、親子でのコミュニケーションも促進します。
著者石倉ヒロユキについて
石倉ヒロユキは、1956年に松江で生まれた作家で、絵本のみならず、写真やデザイン、エッセイにも幅広く取り組んでいます。これまでにも多くの絵本を手掛けており、その作品には独自の視点や提案が込められているのが特徴です。『でんしゃくん、まちへ』も、彼の豊かな創造力を感じさせる作品となっています。
書籍情報
- - 書名: でんしゃくん、まちへ
- - 著者: 石倉ヒロユキ
- - 出版社: 岩崎書店
- - 定価: 1,595円(本体1450円+税)
- - 判型: A4変型判30ページ
- - 発売日: 2024年12月4日
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