フジテレビ、国際スポーツ中継に革新をもたらす
フジテレビは、最近行われた大規模な国際スポーツイベントにおいて、Mediaproxyのマルチビューイングソリューションを導入し、映像収録および中継の質を大幅に向上させました。Mediaproxyは、オーストラリアのメルボルンに本社を置く企業で、ソフトウェアベースのIP映像収録ソリューションとして世界的なスタンダードを誇ります。
今回フジテレビが採用したシステムには、映像の収録や監視を行う「LogServer」と、クラウドベースの「Monwall Server」が含まれています。これにより、多地点からの映像中継におけるコストや機材・スタッフの輸送による課題を解消し、ライブ映像の高品質なモニタリングが実現されました。
新たに組織された映像伝送システムでは、高価な映像配信回線に頼るのではなく、公衆のインターネット回線を利用したクラウドベースのアプローチが取られました。具体的には、現地のSRTとNDIを利用したシステムが生成する映像信号を、MediaproxyのMonwall Serverに取り込み、その映像をSRTで東京の回線センターに送信し、Monwallマルチビューワーを使って監視する方式となっています。
全てのMediaproxy製品は、日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社(DPSJ)が提供したものであり、フジテレビの運用効率化に寄与しています。そして、フジテレビはMediaproxyの選定理由として、SRTを通じての映像伝送の安定性や、遅延が僅か2~3秒であること、さらにはMonwall Editorの使いやすさを挙げています。
MediaproxyのCEO、エリック・オットー氏も「日本のトップ放送局であるフジテレビのクラウド中継システムに参加できることは大変名誉なことです。新製品であるMonwall Serverのおかげで、フジテレビは主要なスポーツイベントを簡単にリモートで中継し、映像の完全なモニタリング機能を実現しました」と語っています。
Mediaproxyのフルスペック
2001年に設立されたMediaproxyは、24時間365日、テレビおよびラジオ放送、さらにはOTT配信サービス向けに、ライブ映像の収録、モニタリング、分析、マルチビューイングを可能にする統合ソフトウェアソリューションを提供してきました。
同社は、4K、HEVC、SMPTE規格、NDI、HLS、SRTなど、最先端のテレビ放送フォーマットと規格に対応しており、使いやすいインターフェイスを介して、オンエア障害の分析やコンテンツの検索、広告検証などを一元管理できます。これにより、視聴者のニーズに応じた高品質の映像提供が可能となり、放送業界における業務効率化に寄与しています。
フジテレビは、今後もMediaproxyとの関係を深め、さらなる技術革新を期待しています。この取り組みは、他の放送局にとっても重要な参考となることでしょう。