ミャンマー経済活性化の新たな一歩、企業年鑑発行

世界初のミャンマー企業年鑑「Myanmar Companies Yearbook」発刊

ミャンマーの経済は、安価な労働力と勤勉な国民性を生かした生産拠点としてのポテンシャルを秘めています。しかし、その一方で公的機関による企業情報の未開示や情報開示文化の未発達が、ミャンマーへの進出を希望する海外企業にとって大きな障壁となっていました。これを受けて、FWPリサーチが新たに「Myanmar Companies Yearbook (英語版) Vol.1」を発行しました。この企業年鑑の目的は、ミャンマー企業の透明性を高め、現地進出を目指す企業をサポートすることです。

年鑑の内容

発刊された企業年鑑には、特に注目すべきコンテンツが盛り込まれています。

- 納税ランキング: 所得税や商業税に関するミャンマー企業の納税状況を示しており、企業の信頼性を判断する材料になります。
- 透明度ランキング: 企業の情報開示の度合いを示すことで、慎重にパートナーを選びたい企業にとっての参考になります。
- 著名実業家の紹介: ミャンマーのビジネスシーンで頭角を現している20人の実業家についての詳しい情報が掲載されています。
- 1,000社の詳細情報: ミャンマーに存在する企業のデータを収集し、詳細な情報を提供しています。
- 政府組織図: 現地の政治・行政の理解を深めるために、政府機関の組織図やキャビネットプロフィールも合わせて紹介。
- 弁護士による法令解説: ミャンマーの新しい法律についての解説が含まれており、法的リスクの理解に役立ちます。

本書は日本で印刷され、世界各国に発送される予定です。また、企業情報の一部はWeb上でも閲覧可能で、プロモーションコードを使えば3か月間無料で利用できる特典もついています。この年鑑は英語で制作されていますが、日本語版も用意されており、利用者の利便性を重視しています。

FWPリサーチの展望

FWPリサーチは今後、企業年鑑の定期刊行を予定しており、すでにVol.2の制作にも着手しています。彼らの目標は、外国企業の進出を支援し、ミャンマーの経済発展に寄与することです。ミャンマー支店では、独自に収集した11,000社の基本情報や2,000社の詳細情報を保有し、各国の企業に提供しています。さらにコンプライアンス調査や市場調査、ビジネスマッチングのほか、進出支援に関するコンサルタント業務を行っています。

本年鑑の発行は、ミャンマーにおけるビジネス環境の改善や情報の透明性向上に寄与し、新たなビジネスのチャンスを生み出す契機となるでしょう。国際的なビジネスシーンでのミャンマーの役割が今後ますます重要になる中、FWPリサーチの取り組みは注目に値します。