量子技術で効率向上
2026-06-02 09:23:29

Quanmaticとロームが協力!量子技術で半導体製造の効率を向上

Quanmaticとロームの革新



株式会社Quanmatic(クオンマティク)は、ローム株式会社(ローム)と共に、量子技術を利用した半導体製造工程の最適化を進めています。この取り組みは、2026年1月から実運用を開始し、利点として生産効率が3%向上しました。

EDS工程から前工程へ



これまで両社は、半導体製造工程の一部であるEDS(Electrical Die Sorting)工程に対し、量子技術による最適化計算システムを導入し、セットアップ時のロスを40%削減する成果を挙げてきました。この経験をもとに、より複雑な前工程への適用可能性を探るため、2025年にはプロトタイプの構築を行いました。

前工程の複雑性



前工程は、EDS工程に比べてプロセス数が大幅に多く、製造段階ごとに条件が変化します。このため、工程全体でボトルネックが生じやすく、最適化が極めて困難とされてきました。最適化計算システムは、数百に及ぶ工程条件や装置、処理条件、処理順序など、多岐にわたる制約を同時に考慮しながら、ロットと装置の最適な処理順序を決定します。これにより、迅速かつ効率的な生産計画の策定が可能になりました。

品質管理の重要性



半導体製造では、目に見えない工程が多く、条件設定の誤りが製品の品質や納期に悪影響を与えることがあります。そのため、厳密な制約条件の管理が要求されます。導入した最適化計算システムは、ロームが長年蓄積した知見やデータを活用し、現場運用との乖離を抑えながら最適な生産計画を立案します。

実運用の成果



何よりも、最適化計算システムを導入したことで、工場の状況変化に応じたロットと装置の処理順序を自動算出できるようになりました。このことが「人待ち・物待ち」による待機時間の削減をもたらし、生産されるウエハ枚数を増加させ、結果的に生産効率が3%向上したことに繋がりました。

今後の展望



今後は、ロームグループ内のさらなる工程や拠点へこのシステムを展開し、半導体製造における生産性の向上および安定供給の強化に取り組む方針です。量子技術がもたらす未来の半導体製造業界について、ますますの期待が高まります。

Quanmaticについて



Quanmaticは、量子計算と古典的な計算手法を組み合わせた高度なアルゴリズムを使用し、複雑なビジネス課題を解決するソフトウェアを開発するスタートアップです。早稲田大学の戸川望教授(Chief Scientific Officer)の研究成果を基にした技術力を誇り、業界を超えた活用が可能なソリューションを提供しています。


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会社情報

会社名
株式会社Quanmatic
住所
東京都新宿区早稲田町27早稲田大学40号館605号室
電話番号

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