万博で体験!
2025-09-19 13:08:21

大阪・関西万博で体験!心を癒すBOX型センサリールームの魅力

大阪・関西万博で体験した新たな癒しの空間



2025年6月、関西を舞台に開催された大阪・関西万博で、特に注目を集めたのが「BOX型センサリールーム」です。この展示は、大阪府高槻市に拠点を置く株式会社Lean on Meとパナソニックによる共同プロジェクトで、多くの方が来場し、実際にこのユニークな空間を体験しました。

新しいコンセプトのセンサリールーム



「センサリールーム」とは、心地よい光や音の演出を通じて、五感をリフレッシュさせるための空間を指します。初めてそのコンセプトを聞いた方もいるかもしれませんが、オランダを起源とするこの環境は、最近では保育園やオフィスでも導入が進んでいます。特に日本では、空港やスポーツ施設でも見られるようになってきました。

今回の展示は、わずか「たたみ一畳」の大きさの組み立て式ユニットで、奥行105cm、長さ190cm、高さ210cmというサイズ感。消防法にも準拠しており、屋内のコンセントさえあれば簡単に設置が可能で、キャスターも付いているため、移動もお手のものです。

利用者が自分のタイミングで体験できるよう、ボタン一つで起動できるシステムを取り入れています。疲れた時やひとりになりたい時など、必要に応じた安心の場を提供する設計に、多くの関心が寄せられました。

やさしさを形にした開発の背景



このプロジェクトは、パナソニックのアクセラレータープログラム「Panasonic Accelerator」において始まりました。そこでLean on Meは採択を受け、センサリールームの開発パートナーとしての道を歩みました。

代表の志村は、障がい福祉支援者としての経験をいかし、「電車のホームや公共の場で、自閉スペクトラム症(ASD)の方が安心できる場所を提供したい」という情熱からこのアイデアが生まれたと語ります。人混みや音の影響で不安になる瞬間が多く、公共の場でリラックスできる場所がなかったことが原体験に繋がったのです。

来場者の感想と反響



実際にBOXを体験した方々からは、「人混みの中でもBOX内では落ち着いて過ごせる」「光の演出が心地よく、癒しを感じた」との声が寄せられました。ブースには多様なバックグラウンドを持つ方々が訪れ、実際の設計や体験について意見を交換していました。「こういった空間がもっと広がってほしい」という希望の声も多く聞かれました。

今後の展望



現時点ではBOX型センサリールームの販売は開始されていませんが、今後は障がい福祉施設や特別支援学校の導入を目指し、実証実験を行っています。愛媛県内の特別支援学校での実証を受けて、効果を検証した後、さらなる展開を計画しています。将来的には、ショッピングモールやテーマパーク、公共交通機関など、多様な環境への導入を視野に入れています。

インクルTechによる新たな未来



代表の志村は、自身の経験から「誰もが安心できる空間を提供したい」との強い想いを抱いています。センサリールームは、テクノロジーを駆使して多様性を受け入れる新たなコミュニティの場を築いていく第一歩です。Lean on Meはこの取り組みを通じて、障がいのある方が安心して過ごせる未来を築くため、歩み続けます。

障がい福祉に向けた取り組み



また、リーンオンミーでは障がい福祉サービスに従事する方々へのオンライン研修サービスや、合理的配慮を法的に義務化するためのソリューションも提供中です。多様性を尊重する社会の実現に向け、具体的なサポートを行っており、どんなニーズにも応じた提案が可能です。

このように、BOX型センサリールームはただの展示ではなく、社会における新たな安心のカタチを示すものとなりました。今後も、関心と期待の高まりを受け、さらなる展開が間違いなく楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社Lean on Me
住所
大阪府高槻市高槻町11-7-217
電話番号
072-648-4438

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