第2回テクニカルディレクションアワード、優秀作品が輝く特別な夜

第2回テクニカルディレクションアワード授賞式開催

2025年8月6日、渋谷のSHIBUYA QWS スクランブルホールで行われた「第2回テクニカルディレクションアワード」の授賞式が開催されました。このアワードは一般社団法人テクニカルディレクターズアソシエーションが主催し、テクニカルディレクションの重要性を広めることを目的としています。

アワードの趣旨と背景

テクニカルディレクションアワードは、単なるアイデアや表現だけでなく、実現に向けたテクニカルディレクションの優れた作品を評価します。2023年にスタートしたこのアワードは、専門家の声も受けて進化を続けています。昨年の第1回に続き、今年は新たな部門編成を行い、映像やAI、XR技術を活用したプロジェクトがさらに応募しやすくなりました。

受賞作品の発表

今年のアワードには、デジタルサービス／プロダクト、フィジカル・エクスペリエンス、オンスクリーン・エクスペリエンス、R&D／プロトタイプ、AI、特別賞などの6部門が設けられ、合計17作品が受賞しました。受賞者にはNFTトロフィーや表彰パネル、記念品が贈られました。

以下は各部門の受賞作品です：

デジタルサービス／プロダクト部門

- Gold: Q SKIP（東急電鉄株式会社／東急株式会社）
- Silver: IoT文具「大人のやる気ペン」（コクヨ株式会社）
- Bronze: torinome - XRデジタルツインプラットフォーム（株式会社ホロラボ）

フィジカル・エクスペリエンス部門

- Gold: EXPO 2025 OSAKA: SOUNDSCAPE
- Silver: 6okken 拡張遊歩「まだ見ぬ世界」の歩き方（6okken／山梨県）
- Bronze: JR WEST Parade Train（西日本旅客鉄道株式会社）

オンスクリーン・エクスペリエンス部門

- Gold: 青は止まれ「しじまのはて」
- Silver: OPEN HUB for Smart World - Mindscape Entry（NTTドコモビジネス株式会社）
- Bronze: ポカリスエット「潜在能力は君の中。」篇（大塚製薬株式会社）

R&D／プロトタイプ部門

- Gold: OLM Smoother v2（株式会社オー・エル・エム・デジタル）
- Silver: FANTOUCHIE（Dentsu Lab Tokyo）
- Bronze: 清澄製銀（株式会社dot-hzm）

AI部門

- Gold: Debate Generation System in Japanese Rap Battle Format（株式会社電通他）
- Silver: 変顔スパイ（日本テレビ放送網株式会社）
- Bronze: 人間とAIの心地よいコミュニケーションに関する実験（ベースドラム株式会社）

特別賞

- アーカイブデザイン賞：100+ prototypes（株式会社博展）
- ユーステクニカルディレクション賞：SCHOOL IN WONDERLAND（都立田園調布高校）

審査員のコメント

今年の審査には、さまざまな専門領域から集まった審査員が参加し、幅広い視点から受賞作品を評価しました。審査員の中には、技術戦略のリーダーやテクニカルディレクター、クリエイターが含まれています。

授賞式の様子と今後の展望

授賞式後には、受賞者や観客との懇親会が行われ、受賞作品についての議論が交わされました。アワードの今後について、主催者は「より多くの人々にテクニカルディレクションの重要性を伝えたい」と語り、来年開催のさらなる進化を期待させる結果となりました。

まとめ

今回の受賞作品は、テクニカルディレクションの多様な可能性を示すものばかりでした。公式サイトでは授賞式のアーカイブや詳細が公開されていますので、ぜひ御覧いただきたいです。

Tech Direction Awards公式サイト
YouTubeアーカイブ
アワードはただの評価にとどまらず、テクニカルディレクションに携わる人材の育成や業界の活性化に向けた重要な施策です。コミュニティ全体でこの流れを支えていきましょう。