精神科訪問看護交流会
2025-09-02 10:22:24

精神科訪問看護ネットワーク初交流会が加古川市で成功裏に開催

精神科訪問看護ネットワーク交流会が初開催



2025年8月23日、兵庫県加古川市の総合福祉会館にて、訪問看護の質向上を目指す「第1回 精神科訪問看護ネットワーク交流会」が開催されました。このイベントは、株式会社eWeLLと株式会社ミチルワグループが共催し、全国から100名を超える医療・福祉関係者やその家族が参加しました。この交流会の目的は、精神科訪問看護に携わる専門家と多職種支援者が直接顔を合わせることにより、地域医療における連携の課題を解決することです。

開催の背景


本交流会が開催された背景には、精神科訪問看護の領域での「連携の壁」という課題があります。多くの訪問看護師や支援員は、顔なじみの相手とのみ連携を行っており、新たな支援のためのネットワーク構築が難しい現状があります。この課題を克服すべく、eWeLLとミチルワグループは、専門性を持った講師たちを招き、それが連携を生むきっかけとなることを目指しました。

特別講師の紹介


交流会には、精神科訪問看護の分野で名を馳せる二人の専門家が登壇しました。

1. 小瀬古 伸幸 氏(訪問看護ステーションみのり 副社長・精神科認定看護師)
全国展開する「訪問看護ステーションみのり」の統括所長であり、質の高いケアを実現するために電子カルテ「iBow」の提供を行っています。

2. 中村 義幸 氏(MIRAI訪問看護ステーション 非常勤取締役)
長年にわたる精神科訪問看護の実績を持つ中村氏は、当事者の権利を尊重する「クライシス・プラン」の普及活動を行っています。彼の活動は、地域における精神的支援の質を大幅に向上させるものです。

充実したプログラム


講演とワークショップ

二部構成のプログラムは、参加者の間に活発な意見交換を促す内容となっていました。

小瀬古氏による「多職種連携」をテーマにしたワークショップでは、参加者全員が一つの輪となり意見を交わしながら、各々の体験や知識をシェアしました。対話を重ねることで、それぞれの立場の理解を深め、精神科訪問看護の連携の重要性を再確認しました。

中村氏は「クライシス・プラン」の実践をテーマに講演し、参加者はその計画を自身で作成する機会を得ました。これにより、精神的な不調への備え方や地域社会での支援の重要性を学びました。

存在感を示した特別なおもてなし


参加者の心を温めたのは、地元「ハンズ加古川」の利用者が手がけた「さをり織り」コースターでした。これらは愛情を込めて作られ、参加者への温かい贈り物として配布されました。また、休憩時間には「コーヒー豆専門店あろは」が提供したハンドピックされたコーヒーも好評で、多くの交流の場を演出しました。

今後の展望


初めての開催でありながら、参加者からは好評の声が多数寄せられた本イベント。eWeLLとミチルワグループは、第2回の開催を前向きに検討中です。地域に根ざした医療福祉のネットワーク構築を進め、包括的に誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けて活動を続けていく方針です。今回の交流会は、さらなる連携の道を開く重要な一歩となりました。


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会社情報

会社名
株式会社eWeLL
住所
大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1-3大阪御堂筋ビル13F
電話番号
06-6243-3355

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