遠隔操作ロボットの実証
2016-08-26 13:00:54
ソフトバンクグループの介護サポートに革命!遠隔操作ロボットの実証テストが実施される
ソフトバンクグループの一員であるアスラテック株式会社とM-SOLUTIONS株式会社は、介護施設での運用を目指し、人型ロボット『Pepper』に関する遠隔操作テストを行いました。これは、介護サービスの効率化や利用者の安心感を提供するための新しい取り組みです。
この実証テストでは、アスラテックが開発した遠隔操作システム『VRcon for Pepper』を使用し、介護スタッフが離れた場所からPepperを操作します。VRconはスマートフォンやタブレット、パソコンを使ってPepperを動かすことを可能にし、音声や映像を通じたコミュニケーションも兼ね備えています。具体的には、操作しているオペレーターの声がPepperのスピーカーから流れるため、利用者とのインタラクションが容易になります。また、キーボードに入力した文字をPepperが音声で読み上げることも可能です。
この新技術は、東京都足立区にある『わかばケアセンター』で、2016年8月24日と25日に実施されました。実証テストに参加した利用者やヘルパーは、Pepperを介してのコミュニケーションや見守りの機能を体験しました。
テストを受けた多くの参加者からは、実際の介護現場でのPepperの活用に期待する声が寄せられ、より多くの施設への導入可能性が示唆されています。この取り組みにより、介護サービスの質を向上させるだけでなく、ヘルパーの業務負担も軽減されることが期待されています。
アスラテックは、この実証テストの結果を基に、ソフトバンクとM-SOLUTIONSとともに、PepperおよびVRconの本格導入に向けたプロジェクトを進めていくことを表明しています。
介護分野におけるロボット技術の活用は、これからの時代において非常に重要なテーマです。遠隔操作が可能なロボットは、人手不足が深刻な問題となっている介護業界において、サービスの拡充と効率化に寄与することが期待されています。VRconのような技術が普及することで、介護施設は新しい形のサービス提供が可能になるでしょう。
今後、さらに多くの施設でこれらの技術が導入されることを期待し、アスラテックの取り組みに注目していきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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アスラテック株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー23階
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