処方箋入力を効率化
2020-04-07 09:36:29

薬局の負担を軽減する「precal」がβ版を発表!

薬局業務を効率化する「precal」の登場



新型コロナウイルスの影響で、薬局の現場は多忙を極め、スタッフの負担が大きくなっています。そんな中、株式会社プレカルが提供する「precal」のβ版サービスが登場し、処方箋の入力業務の自動化を実現しました。このサービスは、薬局から送信された処方箋データをオンライン事務員が遠隔で迅速に入力するもので、業務効率化への新たな道を切り拓きます。

「precal」の特徴


「precal」は、薬局最大の事務作業である処方箋入力に特化したサービスです。従来のOCRやQRコード読み取りでは難しい、手書きの処方箋にも対応しているため、多様な形式の処方箋を受け入れ、正確かつ迅速な入力を実現しています。これは、約20,000の病院から収集したテンプレートを基にしたもので、さまざまなフォーマットや異なるコード体系に柔軟に対応可能です。

サービス開始の背景


プレカルの代表である大須賀善揮氏は、薬剤師として自ら薬局を経営する中で、事務作業の多さに課題を感じていました。処方箋の発行枚数は年間8.4億枚に上り、薬局の日々の業務フローの中で、ブルーワーカーの作業負担が大きいことが明らかになりました。

通常、処方箋の入力業務は事務員が担当すべき業務であるにも関わらず、ドラッグストアなどでは薬剤師がその役割を担わざるを得ないことが多々あります。このため、薬剤師本来の業務が圧迫されてしまうという問題が発生していました。加えて、処方箋の内容には複雑な記入ルールや多様な形式があり、その都度適切に処理するのは容易ではありません。

こうした背景から、「precal」は、処方箋入力業務の代行サービスを開発し、業務の効率化を図ることが求められるようになりました。

「precal」の導入で期待できる成果


「precal」の導入により、薬局の事務負担が軽減され、結果として薬剤師が本来の業務に集中できる環境が整うと期待されています。このサービスを活用することで、薬局のスタッフは新型コロナウイルスの感染リスクを軽減しながら、業務を効率的に進めることができるでしょう。

株式会社プレカルの情報


プレカルの本社は東京都渋谷区に位置し、2019年に設立されました。大須賀氏は薬剤師としての経験を基に、薬局の事務作業の効率化を目指してこのサービスを立ち上げました。さらに、2019年10月にはOpen Network Lab第19期DemoDayでオーディエンス賞を受賞し、注目を集めています。

新型コロナウイルスの影響で疲弊している薬局業界にとって、「precal」の導入は大きな助けとなるでしょう。薬局の業務が効率化され、スタッフの負担が軽減される未来が期待されます。今後のサービスの進化にも注目です。

会社情報

会社名
株式会社プレカル
住所
東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号1階
電話番号
03-6320-6654

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