子ども食堂の挑戦
2024-09-27 10:31:55

物価高騰による危機を乗り越える!子ども食堂とまこもだけの挑戦

物価高騰による危機にある子ども食堂の現状



最近、物価の高騰が続く中、全国の子ども食堂がその運営に苦しんでいるという現実があります。特に、食材費の上昇が深刻な問題として浮上しており、子どもたちに必要な栄養を提供することが難しくなっています。子ども食堂は経済的な理由で十分な食事をとれない子どもたちの貴重な救済の場ですが、その数が増える一方で、存続の危機が迫る施設が多いのが現状です。

子ども食堂の数は2024年2月までに9,132か所に達し、延べ利用者は約1,584万人。その中で子どもは約1,091万人を占めています。しかし、最近の物価高騰により、これまで通りの食事を提供することが困難になり、開催頻度を減少させるなど、存続に向けた努力が求められています。

まこもだけ栽培による新たな支援の形



そんな中、大阪府の株式会社AquaFoliaは、収益を子ども食堂の食材費に充てるため、まこもだけの栽培に取り組んでいます。まこもとはイネ科の多年草で、水辺に自生する植物です。このまこもだけは、スーパーフードとしての注目が高まっており、その栽培は近年増えつつあります。しかし、一般のスーパーではあまり目にすることがない高級食材です。

AquaFoliaでは、栽培する農家さんたちと協力しながら、業務に携わるボランティアとともに栽培を行っています。昨年は約50キロのまこもだけを収穫し、約17万円の売り上げを記録しました。今年は、さらに工夫を凝らし、まこも茶の生産体制も整え、50万円程度の売り上げを目指しています。

自立した運営を目指し、子ども食堂を週5日開催



AquaFoliaは、子ども食堂の運営を支援するために、無農薬や無添加の食材を使用した食堂を週5日開催することを目指しています。これまで、クラウドファンディングや地域の支援を受けながら、プロジェクトを進めてきましたが、物価高騰の影響で日々の運営に対しては安定した収入が必要です。

代表の平谷佐智代氏は、「多くの子ども食堂は月1回や多くて週1回の開催が一般的です。子どもたちやその親にとって、週5日の運営が必要だと感じています。支援だけに頼るのではなく、自分たち自身で食材費を生み出せる仕組みを作っていくことが大切です」と語っています。

まこもだけ収穫イベントの開催



この取り組みの一環として、2024年10月12日(土)に大阪府富田林市にてまこもだけの収穫イベントが予定されています。イベントでは参加者が実際にまこもだけの収穫を体験できる他、その場での直売も行われます。参加費は1kgあたり1,080円(税込)で、必要な持ち物は汚れても良い服装や水分補給のための飲み物などです。事前の申し込みが必要ですので、興味のある方は公式LINEや電話にてお申し込みください。

まとめ



AquaFoliaの取り組みは、物価高騰の影響を受けながらも自立した運営を目指し、子どもたちの食の安全を確保するための重要な試みと言えます。子ども食堂が愛され、成長していくためには、地域の支援や新たなアイデアが欠かせません。この取り組みが成功することで、さらなる子ども食堂の回復へとつながることを期待しています。


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会社情報

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株式会社AquaFolia
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