京都市のユニバーサルツーリズム推進事業、学生が動画制作で協力

京都市が展開する「京都市ユニバーサルツーリズム推進事業」は、国内外から訪れる観光客や修学旅行生だけでなく、高齢者や障害を持つ方々にも楽しんでもらえる観光環境の整備を目指しています。この取り組みに京外大生が協力し、ユニバーサルツーリズム推進チーム「Michibata KYOTO」が中心となり、二条城周辺の観光モデルルートを紹介する動画を制作しました。

「Michibata KYOTO」とは、2022年度に設立された地図メディアで、京都外国語大学の国際貢献学部グローバル観光学科の学生によって構成されています。彼らの活動は、「道端に眠る、あなたの知らない京都」をテーマに、観光客の分散化や責任ある旅行者の誘致、学生たちの街歩きの促進、ユニバーサルツーリズムの普及を目指しています。今回の動画製作を通じて、観光ルートを一から選定し、撮影から編集までの一連の作業を学生自身が行いました。

特に注目なのは、二条城周辺の観光モデルルートで、障害を持つ方でも楽しめるよう配慮がなされています。動画では、魅力的な観光スポットやアクセス方法はもちろん、バリアフリーに配慮した観光の楽しみ方も詳しく解説されています。これにより、訪れるすべての人が京都の文化と歴史を感じることができる体験を提供しています。

このプロジェクトは、産官学連携の素晴らしい事例であり、学生たちが実際の観光産業に貢献できる機会を得ると共に、社会へのインパクトを与えるものです。さらに、制作された動画はYouTubeにて公開されており、多くの人々に観覧されています。

また、Michibata KYOTOの活動は、従来の観光業の枠を超え、地域社会とのつながりを深めることも目的としています。彼らの発表するフリーペーパーやSNSを通じて、地元の魅力や文化を発信し、観光客だけでなく地元住民にも愛される存在を目指しています。

このように、京都市のユニバーサルツーリズム推進事業は、観光を通じて多くの人々が繋がり、誰もが安心して楽しめる環境を作ることに貢献しているのです。次回京都を訪れる際には、ぜひこの二条城周辺の観光モデルルートをチェックしてみてはいかがでしょうか？

詳しい内容や具体的なルートについては、YouTubeで公開された動画を観覧することをおすすめします。この取り組みを通して、より多くの人々が京都の魅力に触れることができれば幸いです。