春の訪れと共に知っておきたい害虫対策の実態調査
3月5日の啓蟄を迎え、暖かい季節がやってきました。この時期は生物が活動を始めると同時に、害虫も増えてくるため、春の害虫対策が重要になります。特に、近年は地球温暖化の影響で、1月や2月でも暖かい日があり、早めの対策が求められています。そこで、春の害虫対策について全国アンケートを実施し、その結果を分析しました。
春の害虫対策に対する意識
まず、回答者のうち約7割(関東71.9%、全国66.0%)が「春に害虫対策をした方がいい」と認識しています。では、実際に春に自宅の害虫対策をする方はどのくらいいるのでしょうか。アンケートでは、春に「害虫対策をすることがある」と言った方が約7割(関東73.3%、全国69.5%)でした。これを詳しく見ると、毎年実施している方が約2割、時々実施している方が約半数という結果が出ました。
特に関東地方では、埼玉県南部や東京都23区内での割合が高く、実施率は86.4%、84.0%という高水準を誇ります。
自宅で気になる害虫
アンケートにおいて、自宅での気になる害虫についても尋ねました。全国的に見て、気になる害虫は共通しており、多くの人が同じ悩みを抱えていることが浮き彫りになりました。
害虫対策をする場所
害虫対策を行う場所については、関東と全国で若干の違いが見られましたが、収納スペースが主要な対策場所として挙げられました。具体的には「チェスト/タンス」、「クローゼット」、「押入れ/納戸」が上位に入り、特に「クローゼット」では約半数の人が対策を実施しています。これらの場所は衣類や寝具、日用品などが収納されており、害虫からの被害を防ぐために対策が必要とされています。
また、キッチンも重要な対策場所であり、全国では第1位、関東では第3位となっています。食材や生ごみの管理が必要で、特に害虫が繁殖しやすい環境であるため、日々の掃除や整理整頓が不可欠です。
実施する害虫対策の方法
実施される害虫対策の方法としては、「防虫剤(置く/掛ける)」が第1位で、80%を超える回答がありました。続いて「除湿剤」や「防虫スプレー」が上位にランクイン。特に防虫剤は手軽に対策できることから多くの人に支持されています。
このような対策に加え、掃除や洗濯の際に気を付けるべきは衛生面。日常的に清掃を行い、生活空間を清潔に保つことで、害虫の発生を未然に防ぐことが可能です。
実際の悩み
一方で、掃除や洗濯の際にモノが多いために害虫対策がしづらいと感じる方も多く、関東では79.4%、全国では72.3%がそのように答えました。特に収納の狭さや、取り出しづらい収納が多くの方の悩みの種になっています。
まとめ
春に入る前にしっかりとした害虫対策を行うことが、快適な生活空間を維持するためには欠かせません。調査結果からも、収納に余裕があることで害虫対策が効率的に実施できることが明らかになりました。
収納スペースにゆとりを持たせるための手段の一つとして、トランクルームの活用が考えられます。自宅の収納の延長としてトランクルームを利用することで、余裕を持った収納が可能になり、掃除や害虫対策がしやすくなります。