子ども文学賞始動
2025-06-23 10:42:11

高橋源一郎氏が率いる新文学賞、子どもたちの挑戦を応援する

高橋源一郎氏が審査委員長を務める新文学賞の誕生



2025年7月19日から、鎌倉国語塾による『ことばの翼 子ども文学賞』の応募が全国の小学生を対象に始まります。この文学賞は、著名な作家である高橋源一郎氏が審査委員長を務め、教育機関や地域社会の支援を受けて創設されました。

新文学賞の目的と背景


この文学賞は、子どもたちが自分の思いや気持ちを自由に表現できる場を提供することを目指しています。作者が自分の心と向き合い、時間をかけて物語を紡ぐ中で生まれる表現やアイデアは、彼ら自身の未来への手紙とも言えるでしょう。『ことばの翼 子ども文学賞』は、そのような物語を生むための「滑走路」としての役割を果たします。

みかん賞の設立


この文学賞の大きな特色は、作品の完成度に関係なく挑戦を称える「みかん賞(未完賞)」が設置される点です。壮大な物語の序章や未完の断片、若い才能の芽を息づかせる作品が評価の対象になります。すなわち、子どもたちの「書きたい」という衝動そのものが重要なのです。

審査基準は楽しい執筆


審査は、文芸や教育のプロからなる専門家のチームによって行われ、評価基準は「楽しんで書いたか」という点に焦点が当てられます。高橋源一郎氏の下、読書教育の専門家や物語創作教育の第一人者が選考委員に名を連ね、子どもたちの表現を見る目は多角的です。

地域社会と教育委員会の支援


この文学賞は、鎌倉市教育委員会および葉山町教育委員会の後援を受けており、地域社会からも多くの共感と期待があります。また、「Yondemy」や鎌倉のクリエイティブな企業「面白法人カヤック」など、多くの企業・団体からの支援を受けています。これにより、作品選考だけにとどまらず、子どもたちの表現を地域全体で支えるシステムを築こうとしています。

応募概要


第1回『ことばの翼 子ども文学賞』の詳細は以下の通りです:
  • - 応募期間:2025年7月19日(土)〜8月31日(日)
  • - 対象:全国の小学生
  • - テーマ:自由
  • - 字数:10,000字以内(未完成でも応募可能)
  • - 形式:手書き、PDF、Wordなど
  • - :大賞(図書カード3万円)、高橋源一郎賞、審査員特別賞、みかん賞、かまくら国語塾賞
  • - 発表:2025年10月中旬予定。入賞作品は記念冊子に収録されます。

かまくら国語塾の紹介


「かまくら国語塾」は、神奈川県鎌倉市に拠点を置き、物語創作を学ぶ場所として、子どもたちに評価や点数を意識させずに自分の声と向き合わせることを大切にしています。『ことばの翼 子ども文学賞』も、同塾での実践から生まれたものです。

詳しい情報はこちらのリンクをご覧ください。公式SNSやYouTubeチャンネルも運営されています。

この新しい文学賞は、子どもたちが持つ感性や創造力を大いに引き出し、未来の作家たちへとつながる大事な一歩となることでしょう。


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