株式会社100とクレディセゾンのHubSpot導入で顧客体験を向上

株式会社100とクレディセゾンのHubSpot導入事例

株式会社100（ハンドレッド）が、株式会社クレディセゾンのWebサイトリニューアルを通じて、顧客体験の向上に成功した事例を紹介します。HubSpot Smart CRM™の導入を支援するこのプロジェクトでは、Webサイト修正費を90％削減し、リード率を10％以上向上させた取り組みが評価されています。

Webサイトリニューアルの背景

クレディセゾンのライフマネジメント部門は、保険や投資を通じて顧客のライフプラン全体を支援する重要な役割を担っています。しかし、従来は保険と投資のサービスサイトが別々で運用されており、顧客に対して一貫したメッセージを伝えにくい状況にありました。この分散した情報の結果、顧客は包括的な理解が難しく、窓口の複雑さが顧客体験を妨げていました。

さらに、Webサイトの制作や修正を外部に依存しているため、細かな更新に多くの時間と費用がかかり、情報提供のタイミングが遅れることが顧客満足度の低下を招いていました。そこで、クレディセゾン社はHubSpotの導入を決定しました。

HubSpot導入の取り組み

このプロジェクトでは、HubSpot Content Hubを用いて、保険と投資の2つのサイトを統合した「マネーサービス支援サイト」を新たに構築しました。株式会社100はこのプロジェクトのパートナーとして、要件の整理から設計、移行、テンプレートの設計、運用体制の構築までを支援しました。

特に重視されたのは、扱いやすいCMS環境の整備です。従来は外注に依存していたページ修正やコンテンツの更新を、社内の担当者が自ら行えるようにし、迅速かつ正確な情報の提供を実現しました。また、複数の部門が関与する中で、セキュリティの要件やデザインの希望を調整し、現場の声を反映したサイト刷新を行いました。

Webサイト刷新による成果

このプロジェクトの結果、クレディセゾン社は以下のような具体的な成果を得ることができました：

- Webサイト修正費の90％以上削減：外注への依存を減らし、削減したコストを広告や営業活動に再投資し、収益性を向上させることができました。
- リード率の10％以上向上：保険会社や証券会社への送客率が改善され、旅行保険の獲得率も向上。顧客行動データを活用した改善サイクルの加速が実現しました。
- 全社サービスとしての定着：社内の他部署からも情報発信の依頼が増え、部門連携や業務の効率化に貢献する成果が見られました。

これにより、Webサイトは顧客体験向上だけでなく、社内における情報基盤としての役割も拡大しています。

今後の展望

クレディセゾン社は今後もWebサイトを通じて顧客の行動データを積極的に活用し、一人ひとりのライフプランに寄り添った「顧客ファースト」の情報提供を強化していく計画です。Web上でのインサイトをマーケティングや営業活動に活かし、顧客体験を向上させることと事業の成長を同時に目指しています。株式会社100も、最新のHubSpot活用を通じて、継続的な成果を上げられるよう支援してまいります。

事例の完全版をPDFで公開中

この成功事例の詳細は株式会社100のウェブサイトにて公開されており、PDF版も用意されています。社内共有や保存目的で使えるPDF版をぜひご活用ください。

株式会社100について

株式会社100は、2018年に設立され、HubSpotを活用したマーケティング・営業・サポート業務のデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援しています。そのビジョンは「HubSpot×AI×DATA」で、SMBからエンタープライズまで幅広く対応しています。日本企業で唯一、「Rookie of the Year（APAC）」を受賞しており、HubSpotユーザーグループの活動も行っています。