フランスベッド、見守りケアシステムM-2Rを新発売
フランスベッド株式会社が、全国の医療・福祉施設向けに新たな技術を搭載した「見守りケアシステム M-2R」を2025年9月18日(木)より発売することを発表しました。この製品は、これまで展開されていた「見守りケアシステム M-2」の後継機種で、8年ぶりの進化を遂げています。
背景と必要性
2017年に登場した従来の「見守りケアシステム M-2」は、センサー技術を活用して利用者の体動や行動を検知し、介助者に通知することで負担を軽減する役割を果たしてきました。この機器は、医療・福祉施設で高い評価を得ており、多くの現場で導入されています。しかし、現在の医療・福祉業界では、慢性的な人材不足に加えて、ICT機器の進化が求められています。
このような変革する環境に応じて、新しい「M-2R」が誕生しました。これにより、医療・福祉現場での業務効率化が図られ、利用者の状態をより迅速に把握できる環境が整います。
見守りケアシステムM-2Rの特長
「M-2R」には、従来の体動・離床検知や体重測定といった基本機能に加え、直感的な操作が可能な新管理システム「M-2 Care System」が搭載されています。このシステムは、ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスの向上を目指しており、簡単に操作できる設計がなされています。
ICT連携による業務効率化
さらに、Windowsパソコンやスマートフォン(iOS/Android)との連携が可能で、リアルタイムでモニタリングを行ったり、設定を変更することができます。アラート通知はプッシュ通知で即時に送られ、迅速な対応を可能にします。
オプションとして導入可能なネットワークカメラとの連携により、訪問タイミングを最適化し、人員の負担を軽減します。
センサー本体の進化
本機器では新たにカラー液晶コントローラが搭載されており、「タスクボタン」を用いることで簡易的な行動記録ができます。また、ナースコールボタンと接続することで、より高い利便性を確保しました。
新管理システムは、既存の「M-2」を導入している施設でも活用できるため、スムーズなアップグレードが可能です。これにより、現場のICT化を段階的に進めることが期待されています。
フランスベッドの未来への取り組み
フランスベッドは、今後も「見守りケアシステム M-2R」に代表されるような高付加価値のある商品を通じて、医療・福祉の現場に貢献し、さらには環境問題や社会問題にも配慮した企業活動を推進します。「豊かさとやさしさ」に満ちた暮らしの実現を目指して、引き続き取り組んでいく所存です。
商品概要
- - 体動・離床動作検知と通知機能
- - 選べる5つの通知モード
- - 簡単設定液晶手元コントローラ
- - タスクボタン機能
- - 体重測定機能
- - 自動見守り再開安心機能
オプション
- - 簡易コントローラ
- - 呼吸・脈拍数センサー
- - 温湿度センサー
- - カメラ連携
- - 簡易ナースコール
発売日と価格
この新しい見守りケアシステムの発売日は2025年9月18日(木)で、価格はオープンプライスとなっております。