川崎水族館カワスイが事業譲渡、さらなる発展を目指す

2019年に開館した川崎水族館「カワスイ」は、2022年7月1日からアイ・レジャー・エンターテインメントの運営に移行します。新型コロナウイルスの影響により来館者が減少し、経営に厳しい状況が続く中、この譲渡が決定されました。

新たにカワスイを運営するアイ・レジャー・エンターテインメントは、来館者に感動や癒し、学びを提供し、水族館としての魅力をさらに引き出すことを目指します。事業譲渡に際して、現在お持ちの入館チケットや年間パスポートの利用は今まで通り可能ですので、安心して訪問できます。

カワスイは、譲渡後も通常営業を継続し、飼育されている生き物たちの魅力を伝えていきたいと考えています。経営の再建と共に、展示されている生物やその環境についての教育機会も提供することで、地域に根ざした水族館を目指します。

新経営陣の代表である長谷川利貴さんは、「新しい運営のもとでカワスイをさらに魅力ある場所にしていきます」と意気込みを見せています。営業体制が変わることに対して多くのお客様にとって不安を感じさせることもあるため、正確で迅速な情報提供が重要になるでしょう。

水族館を楽しむファミリー層や学校の教育課程の一環として訪れる生徒たちにとって、カワスイは今後も貴重な体験の場であり続けることを願っています。つい最近も新しい展示が加わり、希少種を含む多様な生物が観察できるとして、多くの方々に支持されています。

カワスイは、単なる観光地としてではなく、地域の教育・環境保護活動にも力を入れていく方針です。さまざまなイベントやワークショップを通じて、生きものとの触れ合いや、彼らの生息環境への理解を深めてもらう機会を増やしていく考えです。

この事業譲渡を機に、カワスイの新たな可能性が開かれていくことが待ち望まれます。引き続き地域の方々、訪れるすべての方々が口々に「カワスイ」を愛し続けてもらえるよう努力していくとのことで、今後の展開に期待が寄せられます。