障がい者も参加できる!環境DNA実験
はじめに
神戸の須磨海岸で、障がいの有無にかかわらず参加可能な「環境DNA実験」が行われます。この取り組みは、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが主催し、神戸大学の佐賀研究室と共同で実施します。参加者は実際に海の水を採取し、その水に残る生物のDNAを分析することで、須磨の海に生息する生き物を知ることができる貴重な機会です。
企画の背景
日本の自然環境には、障がい者に配慮したデザインが不足していることがあります。その結果、自然とのふれあいやアクティビティが困難な場合も多いため、活動への参加が制限されてきたのです。この課題を解決するため、須磨ユニバーサルプロジェクトの事務局長、土原翔吾氏と神戸大学の佐賀達矢教授が協力し、車いすの利用者でも参加できる実験環境を整えました。この取り組みは、世界初の試みとされています。
環境DNA実験の内容
実験では、参加者は車椅子のままで波打ち際にアクセスし、海水を直接採取する体験をします。採取した水から捕まえたDNAを分析することで、須磨の海にどのような生物が存在するのかを知ることができます。この方法は、生物多様性を効率的に把握する手法であり、科学リテラシーを高めるために非常に効果的です。
この実験では、ミニ講義を25分行い、その後海岸での採水を25分、さらに実験を40分行います。講師である神戸大学の佐賀教授が直接教えることで、参加者は実際の科学的プロセスを学びやすくなっています。
環境DNAとは
環境DNAとは、生物が生活する際に周囲の環境中に残すDNAのことです。このDNAを分析することにより、その場所に生息する生物の種類や分布を知ることができます。近年、環境DNAの分析が生態系の多様性を理解するために注目を集めており、これらの情報は生物保護や管理においても重要です。
イベントの詳細
名称:『見えない生き物がわかる?環境DNA実験を体験!ユニバーサル生き物調査2025』
日時:8月13日(水)と8月23日(土)
場所:須磨海浜公園 パークコンシェルジュ棟
参加費:無料
定員:各回10組程度(車椅子利用者は各回2組まで)
申し込みリンク:
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まとめ
このイベントは、障がいのある方が自然と触れ合いながら科学を学べる素晴らしい機会です。参加者が新しい体験を通じて生物多様性について理解を深め、自然を愛する気持ちが芽生えることを期待しています。須磨の海を守るためにも、科学の力が求められています。この活動を通じて、多くの方が自然への興味を持っていただければと思います。