チームスピリット、ワークライフログとの合併で新たな生産性向上を目指す

チームスピリットの新たな挑戦

株式会社チームスピリット（本社：東京都千代田区、CEO：道下和良）は、PCログをAI解析するワークライフログ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：与田明）の普通株式を100%取得し、吸収合併を実施することを発表しました。この合併は、2024年12月2日付で完了し、2025年2月28日をもって両社の事業を一体化させることを目指しています。

この合併の目的は、勤怠管理や工数管理などバックオフィス業務のデジタル化を支援することで多くの企業が求める効率的な働き方を実現することです。チームスピリットの主力サービスである「チームスピリット」は、設立から10年以上の歴史を持ち、クラウドサービスとして多くの中堅・大企業に導入されています。一方で、ワークライフログはPCの操作ログをAIで解析し、業務内容を可視化する専用のソリューションを提供しています。

合併後のシナジーを期待

チームスピリットは、ワークライフログが持つ先端技術を融合させることで、さらにサービスの質を向上させる狙いがあります。具体的には、両社のサービスを連携させることで、以下のような新たな機能を実現する予定です：

1. 出退勤打刻の自動化: PCログを基に自動で出勤・退勤をトラッキングし、勤怠データの正確性を向上させる。
2. 業務時間の乖離判定: 実際の業務時間と申告された出勤・退勤時間の差を分析し、適切な労務管理をサポート。
3. 業務工数の自動取得: PCログからワークログを自動的に取得し、手入力による負担を軽減。
4. 業務生産性の可視化: 取得したデータを用いて、業務の生産性を分かりやすく示す。

これにより、働き方の透明性と適正管理が促進され、企業全体の生産性向上が期待されています。

データ活用の重要性

今後、チームスピリットは両社の強みを活かしつつ、データを基にした働き方改革を進める方針です。労働環境が急速に変化する中で、適切なデータ活用は、企業の競争力を高めるために不可欠です。また、チームメンバーのメンタルヘルスや業務改善にも寄与することで、全体の雰囲気や効率性を向上させることができるとしています。

人材価値の向上を目指して

チームスピリットは「すべての人を、創造する人に。」をミッションに掲げています。この合併を通じて、より多くの企業が人材の能力を最大限に引き出す環境を整え、創造的な働き方を実現できることが期待されます。人的資本経営への注目が高まる中、両社の取組みは、今後の働き方に革新をもたらす可能性を秘めています。

このような背景を持った合併は、企業だけでなく、個々の社員にとっても意義深いものとなるでしょう。チームスピリットが新たに開く未来に、業界全体が注目しています。

会社情報