ソーウェルバーの挑戦
2022-07-22 10:00:51
新たなメディアプランニングの形を提案するソーウェルバー株式会社の挑戦
2022年7月、ソーウェルバー株式会社が誕生しました。その設立は、広告業界におけるメディアプランニングの新たな進化を予感させるものです。この会社は、従来の広告手法に対して、Cookieに依存しない、新しいアプローチを提案しています。これまでのオンライン広告では、個別のユーザーをCookieによって特定し、ターゲットにする手法が主流でした。しかし、2023年からは3rd Party Cookieの使用が制限されることが決まり、これが広告業界に大きな変革をもたらすことになっています。
以前の手法では、一人ひとりのユーザーに焦点を当てることが主でしたが、新たな状況下では、メディア単位での広告戦略が求められます。このため、広告主は単にどの広告を出すかではなく、どのメディア、どのページに自社の広告を掲載するか、その根拠を示すことが必要になります。したがって、メディアは広告スペースの価値や自社の全体的な価値を明確に提示する必要があるのです。
このような背景から、ソーウェルバー株式会社は広告主が保有する独自のデータだけでなく、他社のデータを利用し、3rd Party Cookieに依存しないメディアデータを活用して、潜在的な顧客を掘り起こすことのできる分析ソリューションの開発に取り組んでいます。顧客開拓につながるメディアやキーワードの価値を発見し、ロジカルなメディアプランニングが可能になるというビジョンが描かれています。
さらには、メディアやオーディエンスに基づくソリューションの企画、開発にも力を入れていく方針です。これにより、マーケティング手法をさらに充実させ、精緻にするための投資が進められます。
会社概要として、ソーウェルバーは東京都品川区に本社を置き、代表を宮口文秀氏が務めています。設立からの約1年の間にも、ソニーグループでの豊富な経験を基に、広告主やメディア事業者に対するマーケティングソリューションを提供しています。メディアとの強固な関係構築や、さまざまなデータ分析によって、広告主向けの各種ソリューションも今後提供予定とのことです。
同社の主なサービスとしては、独自のメディアデータを活用したタイアップ広告ソリューション「SPAN」と、外部提供のプラットフォームである「Ballooon」があります。これらのサービスを通じて、メディア業界の活性化と広告主への新たな価値提供を目指しています。
これからのソーウェルバー株式会社の展開に注目です。新たな広告手法の確立に向けて、どのようなイノベーションをもたらすのか、業界では大きな期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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ソーウェルバー株式会社
- 住所
- 東京都品川区大井1-47-1
- 電話番号
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