八衛門窯のマグに新たな息吹
2023年9月18日、株式会社ワイヤードビーンズが新しい商品として「生涯を添い遂げるマグ 小峰焼 八衛門窯 ブラック」をリリースします。このマグは、宮崎県の八衛門窯で作られており、特殊な技術を持つ職人によって生み出された一品です。この商品は、伝説の焼き物である小峰焼の特徴を受け継いでいます。
小峰焼の歴史
小峰焼は、18世紀から19世紀にかけて南九州の延岡市小峰町で開窯され、かつてはこの地域で最大の窯でした。しかし、その後の時代の流れで忘れ去られてしまいました。2009年以降、八衛門窯の泰田 久史氏がこの幻の焼き物の復元に取り組み、2011年に現代に甦らせました。この復元は、地域文化とその豊かな歴史を次世代に引き継ぐ重要なプロジェクトでした。
新商品「生涯を添い遂げるマグ」
新たに販売される「生涯を添い遂げるマグ 小峰焼 八衛門窯 ブラック」は、現代の技術と古来の職人の技が見事に融合した作品です。使用されている磁器は、藁灰による独特のテクスチャーを持ち、黒釉薬が絶妙に施されています。この仕上がりは、渚を思わせる深い黒色に美しい模様が浮かび上がる印象を与えています。
マグのサイズは口径約91mm、高さ約74mmで、取っ手を含まない作り。販売価格は8,800円(税込)となっており、特別感を感じさせるアイテムとして、自分用にはもちろん、大切な人への贈り物にも最適です。
職人との関わり
ワイヤードビーンズは、「職人とお客様をつなぐ」をテーマにするブランドで、製品には「生涯補償」を付加しています。この保証により、割れてしまった際には、新しい製品と交換されるため、長く愛用できることが約束されています。これにより、ただの商品提供にとどまらず、職人との絆を大切にしています。
デザインの専門性
商品デザインは、株式会社GKインダストリアルデザインが担当。昭和27年からの豊富な経験を持つ同社は、生活道具だけでなく、JR車両などのデザインを手掛け、国内外で多くのデザイン賞を受賞しています。デザインから生産まで、的確に市場に合わせた商品を展開しているのが特徴です。
まとめ
「生涯を添い遂げるマグ 小峰焼 八衛門窯 ブラック」は、古典的な美しさと現代的な機能性を兼ね備えた、まさに時代を超えて使い続けられる一品です。伝統工芸の魅力を感じられるこのマグは、使い続けることによって深まる愛着を実感させてくれるでしょう。新たな商品を手にすることができるこの機会に、ぜひご注目下さい。