井上靖記念文化賞受賞者
2023-03-06 16:44:40

第6回井上靖記念文化賞受賞者決定、詩人吉増剛造氏ら受賞

第6回井上靖記念文化賞受賞者決定



日本文学の巨星、井上靖の遺志を尊重し、地域貢献に寄与する方々を表彰する「井上靖記念文化賞」。その第6回の受賞者が発表され、詩人の吉増剛造氏が本賞を、和光大学名誉教授の山本ひろ子氏が特別賞を受賞することが明らかになりました。本記事では、彼らの業績とこの文化賞の意義について深掘りしていきます。

井上靖記念文化賞とは?



この文化賞は、井上靖が抱いていた地域や社会への貢献の精神を受け継ぐために設立されました。旭川を拠点とする作家である井上靖の業績を記念し、文学・文化活動を通じて地域に寄与している優れた個人に贈られるものです。今までに受賞した名だたる文化人たちの功績は後世に語り継がれています。

受賞者紹介



吉増剛造氏(本賞受賞)


詩人である吉増剛造氏は、その作品群によって日本語の文化を豊かにし続けています。彼の詩作は『黄金詩篇』から始まり、半世紀以上にわたり、言語の美しさと純粋さを失わずに表現されています。彼の詩は、まるで宇宙の中心に位置する大樹のように、我々の思考と感情を支え、井上靖の詩的世界とも深く結びついています。選考委員たちは、彼こそが井上靖記念文化賞に最もふさわしい詩人であると確信し、今賞を授与しました。

山本ひろ子氏(特別賞受賞)


山本ひろ子氏は、和光大学の名誉教授であり、私塾「成城寺小屋講座」の代表として活躍しています。彼は日本の中世神話に特有の深い造詣を持ち、国家神道の枠を超えた新しい神話学の確立に寄与しました。彼の業績は、文化論的な観点から民俗や信仰を探求し、民間の異神たちへの理解を深めるもので、そのユニークさと重要性が評価されています。

贈呈式の開催


この文化賞の贈呈式は、2023年5月20日午後3時からアートホテル旭川で行われる予定です。入場料は無料で、定員は50名となっています。この機会に受賞者の講演を直接聞ける貴重なチャンスですので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。詳細は後日発表されるとのことです。

これまでの受賞者の足跡


第6回目となる今年の受賞者たちは、岩上剛、熊川哲也、宮本輝など、多くの著名な文化人によって綴られた受賞の歴史を受け継いでいます。これからも彼らの業績が、地域や社会に届くことを期待しています。

文化賞の受賞者たちが示すのは、単なる個人の栄誉に留まらず、いかに文化活動を通じて地域コミュニティや社会に影響を与え、これからの未来を築いていくかというテーマです。文学や文化の持つ力を再確認し、地域発展に繋がる活動への支援を考えてみましょう。

会社情報

会社名
井上靖記念事業実行委員会
住所
北海道旭川市7条通9丁目 旭川市役所総合庁舎4階旭川市教育委員会 社会教育部文化振興課内
電話番号
0166-25-7558

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