板橋の昔を絵本で
2025-04-25 17:21:27

伝承文化を未来へ!板橋の昔ばなしを絵本化した魅力

板橋に蘇った伝説「いたばしの昔ばなし」



東京都板橋区は「絵本のまち板橋」を掲げる中、地域に伝わる「いたばしの昔ばなし」を現代の絵本として再構築しました。この取り組みは、地域の歴史や文化を次世代に伝えるための大切なプロジェクトです。

2011年に刊行された「いたばしの昔ばなし」は、全173ページで53の物語が収められています。この書籍には、板橋区にまつわる様々な伝説や昔話が集められており、地域の伝承を知る上で貴重な資料となっています。たとえば、古い地名や「縁切り榎」や「赤塚溜池」といった現在も存在する名所に関連する話が多く含まれています。

新しい絵本の誕生



今回の絵本は、オリジナルの「いたばしの昔ばなし」から厳選した4つの物語を絵本形式で再編成したものです。全2冊で構成され、1冊目には「和尚さんとぬすびと」と「与兵衛さんときつね」の2話、2冊目には「仏さまのおだんご」と「街道のえのき」が収められています。

物語の挿絵は、「ボローニャ国際絵本原画展」に入選歴のあるイラストレーターたちが担当しています。具体的には、1冊目のイラストをあいざわふみさんが、2冊目をumecoさんが手がけ、また「いたばしの昔ばなしMAP」のデザインはなかむらしんいちろうさんが担当しました。挿絵は、美しく物語の雰囲気を引き立て、子どもたちの想像力をかきたてます。

昔話を通じた地域の魅力



これらの昔ばなしは、単なるエンターテインメントではなく、地域の歴史を学ぶための手がかりとも言えるでしょう。子どもたちが昔ばなしを通じて親しみを持ち、地域への愛着を深めることが期待されています。また、地域の伝承を知ることで、子どもたち自身が板橋区の未来を担う一員としての意識を持つことにもつながります。

様々なテーマが盛り込まれた物語


  • - 和尚さんとぬすびと 物語の舞台は現代の赤塚四丁目。ぬすびとに襲われた和尚が知恵で立ち向かう姿が描かれています。
  • - 与兵衛さんときつね 帰り道に迷った与兵衛さんと不思議な出会いをするこの話は、多くの読み手に考えさせるものがあります。
  • - 仏さまのおだんご お弁当を持った庄之助がしじみ取りに出かける冒険物語。古き良き時代の懐かしさが漂います。
  • - 街道のえのき 油商人が家族と別れを告げるエピソードが登場。榎の大木の陰で家族の再会が描かれ、感動を呼び起こします。

絵本の入手情報



新しい絵本は令和7年4月26日(土)から板橋区内の全12館の区立図書館で閲覧可能です。地域の歴史を感じられるこの本は、大人も子どもも楽しめる内容となっています。ぜひ一度手に取って、その魅力を体験してみてください。

最後に



板橋区の「いたばしの昔ばなし」を通じて、地域の文化を学び、愛着を育むことは、未来への大切な第一歩です。この絵本が、子どもたちにとって思い出に残る一冊となることでしょう。


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会社情報

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東京都板橋区
住所
東京都板橋区板橋2-66-1
電話番号
03-3964-1111

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