自然と触れ合う貴重な体験
埼玉県児玉郡神川町で、生活協同組合パルシステム埼玉が主催する森林体験イベントが8月31日に開催されます。このイベントでは、参加者が間伐作業に挑戦し、さらに下久保ダムを見学することで、森林の保全と治水の重要性を学ぶことができます。
森林の循環を体験
イベントの舞台となるのは、神川町矢納地域の「100年の森」です。ここには、樹齢100年以上の樹木が多く、埼玉県が「100年後の未来への遺産」と位置づけて保全している貴重な森林です。参加者は、専門の指導員のもとで立木を伐採し、間伐の意味や効果を理解します。子どもたちが自然の美しさを体感し、森林の豊かさを感じられる内容が盛りだくさんです。
下久保ダムの見学で学ぶ治水の意義
森林探検の後は、世界的にもユニークな形状を持つ下久保ダムに移動します。このダムは、全国で最も長いコンクリートダムとして知られています。その堤頂長605メートルの構造は圧巻であり、首都圏の水資源を支える重要な役割を担っています。広大なダムのサイトで、治水の大切さについての理解を深める絶好の機会です。
地域と共に歩む神川町
パルシステム埼玉は、神川町で地域の環境保全に取り組んでいます。2010年からは、大豆畑を再生する「大豆トラスト運動」を通じて、耕作放棄地を生かし、地域の農業と連携を深める活動を行っています。その成果として、参加者は毎年、収穫した大豆や自家製味噌を楽しむことができます。また、2019年には県内事業者初の「ウッドスタート」宣言を行い、県産の木材を活用した施設の改修を進めています。
森林体験イベントの詳細
この特別な森林体験は、親子で楽しく参加できる内容となっており、以下のようなスケジュールで実施されます:
- - 日時: 8月31日(土)9時50分~15時00分
- - 場所: 100年の森(埼玉県児玉郡神川町矢納)
- - 参加予定人数: 5組14人
- - 主な体験内容: 間伐作業、森林散策、下久保ダムの見学
皆様の参加をお待ちしております。自然と触れ合い、貴重な学びの体験を共にしましょう!