全国の大腸がん専門医が同時にアドバイスする新サービスの登場

医療相談の新しい形「ダブルドクターズ」

大腸がんに関する医療相談で画期的なサービスがスタートしました。その名も「ダブルドクターズ」。この新たな取り組みは、患者やその家族が全国の大腸がん専門医と同時に相談できる、ビデオチャット形式の医療相談サービスです。これにより、医療現場でのカンファレンスのような状況に患者が立ち会い、専門医からの直接のアドバイスを受けることが可能になります。

ダブルドクターズの特徴

「ダブルドクターズ」では、消化器外科医、腫瘍内科医、放射線腫瘍医などの実績のある専門医が2名選ばれ、ビデオチャットを通じて患者と対話します。この方式により、医療機関の移動や、ドクターショッピングから来る不安を軽減し、患者の意思決定をサポートします。

1. 専門医の独自ネットワーク

全国各地で活躍する大腸がん専門医を結ぶ独自のネットワークが構築されており、当サービスに参加する医師は臨床のプロフェッショナルです。特に手術、放射線治療、化学療法、緩和ケアの各分野で二領域以上を専門とする医師が揃っています。これには、愛知医科大学の三嶋秀行教授や北九州総合病院の院長・永田直幹氏なども名を連ねています。

2. 同時に複数の専門医からのアドバイス

このサービスの大きな特徴は、ビデオチャットを使ったカンファレンス形式です。患者は同時に複数の専門医からの意見を聞くことができ、彼らの専門知識や経験に基づいた治療方針の検討を行う場に参加することができます。これにより、患者は自身の病状に対する理解を深め、不安を軽減することが期待できます。

3. 事後の映像とレポートの提供

相談が終了した後は、相談内容の振り返りや、参加しなかった家族への情報共有が可能であることも特徴です。当日の映像データや医師からのアドバイスをまとめた報告書が送られ、じっくり検討を行うための資料として利用できます。これにより、情報が整理され、より良い意思決定が行えるようになります。

サービスの詳細

「ダブルドクターズ」の相談は、1時間のセッションで、料金は税別で8万円となっています。相談室は東京・銀座に設けられ、申し込みはウェブサイトや電話で受け付けています。サポートは平日10時から17時の間に利用可能で、しっかりとした医療相談の基盤が整っています。

このように、「ダブルドクターズ」は医療におけるセカンドオピニオンの在り方を一新する試みとして、多くの患者の悩みや不安を解消する新しい選択肢となることでしょう。是非ともこのサービスを利用し、自分自身と家族の健康について考えるきっかけにしていただければと思います。