企業を守る最前線:BlueVoyantのCyber Defense Platform
近年のサイバー攻撃の増加は、私たちの生活とビジネスに深刻な影響を与えています。特に2023年と2024年のサイバー侵害件数が約3倍に跳ね上がる中で、日本はサイバーセキュリティの人材不足に直面しています。丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は、米国のBlueVoyant社と提携し、企業が抱える脅威を防ぐための新たなサイバー防御サービス「Cyber Defense Platform」を提供開始しました。
サイバーセキュリティの現状
サイバー攻撃は年々巧妙化しており、企業はその対応に苦慮しています。また、日本ではサイバーセキュリティの専門家が不足しており、その需給ギャップは過去最大の11万人に達しています。このような背景から、自社での防御対策を強化する必要性が高まっています。
BlueVoyantのCyber Defense Platformとは?
BlueVoyantが提供する「Cyber Defense Platform」は、クラウドベースの統合プラットフォームで、企業の内部やサプライチェーンからの脅威を検出、調査、軽減するための機能を持っています。このプラットフォームは、企業が直面するさまざまなリスクに対応できる設計になっています。以下、主な機能を紹介します。
1. サプライチェーン防御
サプライヤーやベンダーなどのサードパーティーからのリスクを管理し、対応します。企業のビジネスパートナーと連携しながら、外部からの脅威を的確に捕らえることができます。
2. 検出と対応
エンドポイントからSIEM(Security Information and Event Management)、クラウド環境に至るまで、セキュリティスタック全体をカバーするMXDR(Managed Extended Detection and Response)を提供。加えて、DFIR(Digital Forensics and Incident Response)を統合し、内部ネットワーク防御を強化します。
3. デジタルリスク保護
ブランドの偽造やフィッシング、データの盗難など、外部からのサイバーリスクに対しても迅速に検出し、対応できる機能を備えています。
4. プロアクティブ防御
脆弱性管理や外部攻撃対象領域の管理、侵入テスト、フィッシングに対する認識向上、ダークウェブでの脅威調査など、攻撃対象領域に対して積極的にアプローチします。
丸紅I-DIGIOの役割
MSYSは、この新しいサイバー防御プラットフォームを通じて、企業のセキュリティ問題を解決する手助けをすることを目指しています。また、商社としての強みを生かし、幅広い顧客基盤とネットワークの活用によって、さらなる成長を目指します。
丸紅I-DIGIOグループについて
丸紅I-DIGIOグループは、丸紅株式会社のICT事業を担う企業グループで、製造業向けソリューションや流通産業のシステム開発、ネットワークやクラウド、セキュリティ領域のソリューションに注力しています。これにより、顧客のニーズに迅速に応える成長戦略を推進しています。
詳細については、
丸紅I-DIGIOの公式ウェブサイトをご覧ください。