クラウド先生の挑戦
2020-09-03 15:01:47

北京・清華大学を辞めた19歳、早稲田生が創業した教育革命

受験生の新しい道を切り開く「クラウド先生」



最近、教育の現場で注目を集めている「クラウド先生」。このオンライン予備校は、ただの情報伝達に終わらず、生徒と共に進む教育スタイルを掲げています。その設立者が、早稲田大学政治経済学部に在籍する孫辰洋(19歳)です。彼は北京・清華大学に合格したにもかかわらず、早稲田大学を選んだ異色の経歴を持ちます。

孫は、幼少期から日本と中国を行き来しながら生活し、勉強という厳しい世界は遠い存在だと感じていました。鬼ごっこやサッカーを楽しむ日々の中で、学習環境は与えられなかったのです。高校生になると、日本での進学を決意し、茨城県の中高一貫校に編入。しかし、彼が選んだ学校は「押しつけ型教育」として知られ、厳しい課題に追われる日々が続きました。

苦悩からの転機


高校生活での挫折が続く中、高校3年生の夏、彼はあるお兄さんと再会します。そのお兄さんは東京大学で学んでおり、進学生活が非常に充実している様子を語っていました。そこでの会話が、孫の受験に対する意識を根本から変えたのです。

「大学に行かなくても生きていける。でも、自分に何が必要かを考える機会はあっていいのでは?」 その会話が続くうちに、彼は「他の世代の人々にも学ぶ場を提供したい」と強く思うようになりました。これが、後に「クラウド先生」の理念につながります。

新しい教育の形


孫のアイデアは、ただの進学塾とは異なり、受験生自身が「なぜ学ぶのか?」という根本的な理由を探求することに焦点を当てています。彼は自らの経験から、ただ過去に成功した方法を伝えるだけでは足りないと痛感し、受験生に向き合い、共に学びを深める道を選びました。

彼の元で学ぶ生徒たちは、単なる受験対策に終わることなく、自分の「軸」を見つけ出すことが求められます。実際に彼の手によって、多くの生徒が自分の進みたい道を見つけて、希望する大学への合格を果たしました。たとえば、青山学院大学を志望した生徒は「イケメンと結婚したい」というモチベーションを見出し、合格を勝ち取ったのです。

未来を見据えて


「クラウド先生」の理念は、自らを省みることによって、ただ知識を詰め込むのではなく、学びを通した自己理解を促します。この新しいアプローチが、多くの受験生やその保護者に共感を呼び、今や生徒数は急増中です。孫は、今後も学びの本質を追求し続け、教育機関としての役割を果たすことを誓っています。

このように、孫辰洋が創り上げた「クラウド先生」は、単なる予備校ではなく、未来の教育のカタチを提示する存在として成長しています。受験生だけでなく、すべての学びたい人々に、学びの楽しさを再発見させるために、彼の挑戦は続いていくでしょう。

会社情報

会社名
リザプロ株式会社
住所
東京都新宿区神楽坂3丁目1番地あさひこビル3・4階
電話番号

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