日本の幸せとAIの関係
2025-03-19 10:34:21

日本の幸福度は最下位、AI活用が幸せに貢献する可能性

日本の幸福度が最下位、AI活用で希望の光



博報堂100年生活者研究所が発表した調査結果によれば、幸福度が最も低い国として日本が名を連ねることが明らかとなりました。調査は、日本を含む6カ国を対象とし、人生100年時代に対する意識を探るもので、日本国内で20~80代の男女2800名、海外ではアメリカ、中国、デンマーク、イギリス、オーストラリアの20~70代の男女合わせて3000名が参加しました。特に注目すべきは、日本における「ウェルビーイング」の認知度が上昇する一方で、幸福度が依然として低迷しているという現実です。

日本の幸福度、3年連続最下位


「国際幸福デー」に合わせた調査において、日本人が「100歳まで生きたい」と考える割合は3割未満にとどまり、これは6カ国中最低の数字です。昨年と同様、日本の幸福度は10点中5.9点、最下位という結果でした。

この調査は3回目であり、過去3年間にわたり日本の幸福感に変化は見られず、多くの日本人が幸せを感じていないことが示唆されています。それにもかかわらず、「ウェルビーイング」という言葉の認知度は初めて50%を超え、社会に徐々に浸透している様子が伺えました。

幸福度を高めるための意識


調査によると、日本においては日常生活で幸福を意識する割合が著しく低いことが分かりました。「幸せを見つけようと意識している」と回答したのは38.1%、「幸せについて考える方だ」との回答は32.2%でした。他国とは対照的に、周囲と幸福について対話する割合や意識の高さが際立って低かったのです。このことは、生活者が日常で自らの幸せに対して説明を求める需要が今後重要になることを示唆しています。

AIの活用と幸福度


さらに注目すべき点は、生成AIの活用状況です。日本で「AIをよく使う」と答えた割合は僅か10.1%、他国の25.5%~62.2%に比べて著しく低い状況です。しかし、AIを使用する層の幸福度は、そうでない層に比べて高いことがデータから分かりました。具体的には、AIをよく使う層の幸福度は6.3点でしたが、使わない層は5.9点でした。このことは、AIの活用が日常生活において幸福度に寄与する可能性を示しています。

AIとの共生で見える未来


調査結果では、日本においてAIを積極的に使用する層の約70%が、「AIが自分の幸せに良い影響を与える」と考えています。このことは、今後AIの社会浸透が進むことで、生活者の幸福度が向上する期待がもたらされるものであると言えるでしょう。日本はAIの活用において他国に遅れを取っていますが、この傾向が変わることで幸せの見え方も変わるかもしれません。

要するに、幸せを見つけるためには日常的にその意識を持つこと、そしてAIを積極的に活用することが重要な要素であると考えられるのです。本調査は、今後の社会において私たちが幸福を感じるための鍵を示唆していると言えるでしょう。


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