株式会社マネーフォワードは、法人向けに提供している「マネーフォワード クラウド会計Plus」と「マネーフォワード クラウド個別原価」の2つの帳簿ソフトの部門マスタを共通化したことを発表しました。この取り組みにより、同社のプラットフォームを利用している企業は、経理業務において大幅な効率化が見込まれます。
部門マスタの共通化の背景
企業が成長し、従業員数が増えると同時に、組織編成も頻繁に調整されます。これは特に経理部門において新たな部門の設立や既存部門の廃止・変更が伴うため、部門情報のメンテナンス業務が増加し、コストも膨らむという悩みを引き起こします。そこでマネーフォワードでは、部門マスタの共通化を通じて、このようなメンテナンスの手間を軽減することを目指しました。
マスタの共通化による利点
共通化が実施されたことで、「マネーフォワード クラウド個別原価」と「クラウド会計Plus」間で、部門情報の登録、編集、削除を互いに実施できるようになりました。例えば、ユーザーが「クラウド会計Plus」で部門情報を編集すると、その変更はリアルタイムで「クラウド個別原価」へ反映されます。このように、二重にデータを管理する必要がなくなるため、転記ミスや余分なメンテナンスコストを大幅にカットできるのです。
今後の展望
マネーフォワードは、今後も他のクラウドサービスにおいてもこのような部門マスタの共通化を進め、複数サービスを利用している企業に対して更なる利便性を提供したいと考えています。また、同時に機能のアップデートも行い、新たなユーザー体験の向上に努めています。
セミナー情報
マネーフォワードは、企業の会計システムの最適化に向けた無料セミナーも開催します。テーマは「レガシーからの脱却!保守切れ・更新をむかえる企業のための会計システム最適化」。開催は2024年10月10日で、事前登録が必須です。
マネーフォワード クラウド関連サービス
『マネーフォワード クラウド会計Plus』は特に中堅企業や上場企業向けに設計された内部統制機能を強化した会計ソフトです。一方、『マネーフォワード クラウド個別原価』は、プロジェクト別の工数や原価を管理し、データの可視化を実現するシステムです。これらのサービスの詳細については、公式サイトにてご確認いただけます。
このようにマネーフォワードは、経理業務を効率化するための様々な機能を提供しており、特に成長を続ける企業にとっては非常に重要なパートナーとなることでしょう。