サッカーを通じてSDGsを推進するFC大阪の挑戦
2023年9月19日、東大阪市の花園ラグビー場で「SDGsスペシャルマッチ in collaboration with UN Pavilion」が開催されました。この特別な試合では、明治安田J3リーグのギラヴァンツ北九州戦が行われ、サッカー界の重要な取り組みとして「Football for the Goals(FFTG)」の加盟式も実施されました。
本試合には特別ゲストとして国連事務次長補のマーヘル・ナセル氏が出席され、彼は2025年に大阪で開催される万博の国連陳列区域の代表でもあります。この日、FC大阪がFFTGへの加盟が公式に承認されたことを祝い、SDGsボールを使用したキックインセレモニーも行われました。サッカーという世界的なスポーツの力を借りて、SDGsの達成を目指すことがこの日のテーマとなりました。
加盟式に参加したのは、国連のナセル氏だけでなく、東大阪市の野田義和市長や、大末建設株式会社の村尾和則代表取締役社長、FC大阪の松田健城取締執行役員など、地域のリーダーたちも集まりました。彼らはSDGsの現状について情報交換を行い、企業とコミュニティが連携して取り組むべき課題について意見を交わしました。
ナセル氏はスピーチの中で、「サッカーは世界で最も愛されるスポーツであり、その力を通じてSDGsを進めていくことが重要だ」と語りました。彼は、今日、ここにいるファンやサポーターがFFTGの一員であり、共にSDGsの目標達成に取り組むことの大切さを強調しました。
FC大阪は今後も、国連との連携を強化しながら、持続可能な開発目標の推進とダイバーシティの実現を目指した活動を続けていく方針です。「Football for the Goals」は、2022年に国連から発表されたもので、サッカーが持つ影響力を活かしつつ、SDGsへの関心を高め、具体的な行動を促すことを目的としています。
FC大阪の参加はこの重要な取り組みの一環として位置付けられており、今回の加盟式はそのスタート地点となりました。サッカー界がSDGs推進にどのように寄与できるか、そして地域社会と共にどのような未来を築いていけるのかが、今後の注目ポイントです。
地域の企業や団体と共に進めるこのSDGsの活動は、選手やファンだけでなく、地域全体が一体となって取り組むべきものです。FC大阪は、この取り組みを通じてさらに多くの人々にサステナビリティを促し、次世代につながるインパクトを持たせていくことを目指します。これからもサッカーを通じたSDGs活動を応援し、地域社会と共に成長し続けるFC大阪に期待が寄せられています。