トリドールグループ、顔認証打刻を導入
食の感動体験を大切にする株式会社トリドールホールディングス(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO 粟田貴也)は、外食ブランドの「丸亀製麺」「コナズ珈琲」「肉のヤマ牛」など約1,000店舗で新たに顔認証打刻システムを導入しました。デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として実施されたこの取り組みは、従業員がより便利に働ける環境を確保し、お客様との時間を増やすことを目指しています。
新たな顔認証打刻システム
トリドールグループの約38,000人の従業員がこのシステムを利用します。幅広い年齢層や多様なバックグラウンドを持った従業員が簡単に操作できる点が特徴です。スムーズな出退勤が可能となり、従業員が打刻する際の負担を軽減することが期待されています。これにより、同じ時間に多くの人が出勤・退勤する際でも、混雑を避けることができます。
これまでトリドールグループでは、指紋認証や静脈認証の導入も行いましたが、調理環境において正確に読み込むことが難しいという課題がありました。そのため、今回の顔認証システムにシフトしました。この新システムは、店舗のPCだけでなくiPadや一部貸与携帯でも使えるようになり、従業員の利便性をさらに向上させることができます。
DX戦略の概要
トリドールグループは、成長の妨げとなるIT基盤を廃止し、予測不可能な進化に適応するために、2つのビジョンでDXを推進しています。
- - DXビジョン2022: 業務システムの現代化とノンコア業務・IT基盤のオフバランス化
- - DXビジョン2028: 従業員の幸福とお客様の感動体験を支えるビジネス基盤の深化
このDXは、食に関する感動体験を創出するために、従業員満足向上と適正な労務管理を目指し続けることを基本にしています。トリドールグループは、価値を生み出し続けるために、食を媒介とした新しい体験を提供しつづけることをしっかりと掲げています。
デジタル活用基盤の整備
トリドールグループはこれからも「食の感動で、この星を満たせ。」というスローガンの下、DXによってお客様に新たな食の感動体験を提供していく姿勢を示しています。これにより、既存の業務を合理化するとともに、従業員の幸福度向上を図る新たなビジネスモデルを目指します。
トリドールホールディングスの展望
トリドールグループは、今後も国内外で積極的に展開し、唯一無二の日本発グローバルフードカンパニーを目指します。「食の感動体験」を追求し続け、飲食業界の進化に貢献する心意気を持っている企業です。DXへの取り組みを通じて、継続的に新たな価値を生成し、お客様との深いつながりを築いていくでしょう。