JR北海道が全社にUPSIDER導入し経理DXを加速、現金削減効果も

JR北海道が全社にUPSIDER導入し経理DXを加速

北海道旅客鉄道株式会社（JR北海道）が、全社的な経費管理の効率化を目指し、法人カード「UPSIDER」の導入を行いました。これにより、経理業務のデジタル化が進むとともに、現金の使用を大幅に削減する効果も期待されています。

JR北海道は、北海道地域に広がる2,000kmを超える鉄道路線を管理し、安全で便利な鉄道サービスを提供しています。新幹線の札幌延伸や、観光列車の導入など、地域の発展を支える数々のプロジェクトにも積極的に取り組んでいます。その中で、経費管理の効率化は重要な課題として位置付けられており、2025年4月からUPSIDERを全社的に利用するという新たな一歩を踏み出しました。

導入に先立ち、特定の部署での試験導入が行われた結果、小口現金の利用が平均して半減するという実績が上がっています。北海道旅客鉄道株式会社の財務部副課長、清水俊和氏は、「現金運用には補充作業や釣銭を用意する必要があり、手間がかかる上に過不足のリスクが付きまといます。そこで、デジタル決済に切り替える必要性を感じました」と述べています。

UPSIDERカードは、その場で即座に利用を開始でき、現金と同等の利便性を持つ点が大きな利点です。また、リアルタイムでの利用実績の確認が可能であり、経理担当者が即時にチェックすることで透明性が向上します。このような特長により、経理業務の負担軽減が実現されることが期待されています。

さらに、UPSIDERは日本円での利用においてコスト負担が発生しないため、導入に際してのハードルが低く、スムーズな全社導入を可能にしました。導入部署からは好意的な反応が寄せられており、今後の全社的な定着が見込まれています。

JR北海道は、これからも新幹線の延伸や観光列車を通じて地域貢献を続けていく意向を示しつつ、UPSIDERの導入を経てDXの推進を加速させていく考えです。UPSIDER社もまた、挑戦を続ける企業を支援するというミッションのもと、今後も成長を見据えた機能の拡充を進めていく所存です。

UPSIDERが提供するこの法人カードは、上場企業が求めるガバナンスと生産性を両立させる様々な機能を備えており、経費精算や経理業務のデジタル化にも貢献しています。これにより、ペーパーレス化や業務効率化が進むと同時に、企業の競争力向上にも寄与することでしょう。

さらに、UPSIDER社は、成長企業のニーズに応じたサポート体制の整備に努めており、AI技術を活用した新たな業務ツールを開発し、法人カードの運用をより安全かつ効率的に行える環境を構築しています。今後も、北海道旅客鉄道株式会社とUPSIDER社の取り組みには注目が集まることでしょう。