新刊紹介:『野鳥の食事事典』
鳥を愛する全ての人々に朗報があります。2025年10月1日、株式会社山と溪谷社から新たに刊行される『野鳥の食事事典』は、日本の身近な野鳥たち43種の食事をイラスト付きで解説します。この本を手に取れば、普段目にする鳥の意外な食事習慣や行動を知ることができます。
イラストとともに紹介する野鳥の食事
本書では、イラストレーターのpiro piro piccoloさんによる魅力的なイラストが使われており、そのリアルさと可愛らしさが多くの読者を引きつけるでしょう。例えば、オオサンショウウオを食べるアオサギや、毒のある種子を食べるヤマガラなど、思わず驚くようなエピソードとともに、各鳥の生態検証の成果としてNPO法人バードリサーチによる「食性データベース」の記録から選ばれた内容がまとめられています。
食事から見える鳥たちの生活
食事はその鳥の生活を反映しています。食べるものによって、生活環境や行動パターンが変わってくるため、鳥たちの生き様を理解するためには食事を知ることがとても重要です。本書を通じて、ただの観察者から一歩進んだ理解を深められることでしょう。特に、普段から鳥を観察している方や、自らの生活の中で自然を感じたい方には最適な資料と言えます。
書籍内容
『野鳥の食事事典』はA5版の128ページから成り立ち、定価は2090円(税込)です。主な目次としては、身近な鳥、水辺の鳥、山野の鳥などのカテゴリーに分かれており、詳細な情報が掲載されています。また、特定の鳥に関する興味深いコラムも収められており、単なる食事情報だけでなく、さまざまな知見が広がります。
著者とイラストレーターについて
本書の著者である植村慎吾さんと守屋年史さんは、NPO法人バードリサーチの研究員として、全国の鳥の生態についての調査研究を行っています。彼らの豊富な知識と経験が、読み応えのある内容を生んでいます。また、イラストを担当したpiro piro piccoloさんは、多摩美術大学を卒業し、自然の中で必死に生きる鳥たちを題材にした柔らかいイラストが特徴です。
まとめ
鳥の食事というシンプルなテーマを深く掘り下げた『野鳥の食事事典』は、自然の面白さを再発見できる一冊です。ぜひ手に取って、普段目にする鳥たちの新たな一面を見つけてみてください。
詳細は公式サイトを確認してください。
山と溪谷社のページ