田んぼのまん中に佇む神社を集めた新感覚の写真集、登場

田んぼのまん中のポツンと神社をテーマにした新たな写真集

日本の田舎道を歩くと、一瞬目に留まる小さな神社。そんな神社を切り取った写真集『田んぼのまん中のポツンと神社』が、2025年3月26日に株式会社飛鳥新社から発売されます。著者のえぬびい氏は、SNSでの反響を受けて、全国の不思議な風景を探索し続けてきた写真家であり、彼の作品は多くの人々の心をつかんでいます。

郷愁を誘う不思議な風景

田んぼの中にぽつんとたたずむ神社は、初見のはずなのに何故か懐かしさを感じさせます。特に春の水田では、日差しに輝く水面に映る鳥居のシルエットが美しく、まるで水上に浮かぶ島のよう。夏には稲穂が一面に広がり、その中で神社が収穫を見守っている様子は、まさに日本の原風景です。そして、秋には黄金色に染まり、冬の静けさの中で神社がたたずむ姿には、言葉にできない魅力があります。

ところが、これらの神社の多くは小さな祠であり、地図には載っていない場合も多いのが現実です。えぬびい氏は、衛星写真を駆使して木立を目印に探し回っているのです。彼の撮影した数々の写真は、まさに途方もない努力の結晶です。

写真集の内容

本書は、田んぼのまん中に佇む神社たちだけを厳選して収めた、日本初の写真集です。内容は、春夏秋冬ごとの神社の風景や、それにまつわるコラムが収録されています。「田んぼのまん中のポツンと神社」は、ただの建物ではなく、地域に根付いた文化や歴史を持つ存在であり、それを知ることでより深い理解が得られるでしょう。

- 春夏秋冬コラム

コラム1：ポツンと神社はなぜ生まれたのか
コラム2：ポツンと神社の神様図鑑
コラム3：ポツンと神社の神使図鑑
コラム4：田んぼの一年

えぬびい氏の想い

著者のえぬびい氏は、この写真集のまえがきで、田んぼのまん中で出会った神社の神秘的な魅力について綴っています。「なんだか可愛らしく、より身近で楽しげに感じられないだろうか」と語る彼の言葉には、神社への敬意と愛情が込められています。その心惹かれる存在感が、写真を通じて強烈に伝わってきます。

書籍情報

書籍名: 『田んぼのまん中のポツンと神社』
著者: えぬびい
発売元: 株式会社飛鳥新社
定価: 2420円（税込）
発売日: 2025年3月26日
サイズ: 22.8 x 18.2 x 1.3 cm（B5判変形）144ページ

この写真集は、ただのカメラを向けた作品ではなく、田んぼの中に今も生き続ける故事や文化を感じ取る機会を提供してくれます。さあ、身近にある日本の風景を新しい目で見る旅に出かけてみてはいかがでしょうか。