設備機器業界の新たな支援サービス「LC-Cube BPaaS」
ディーキューブ株式会社が提供する「LC-Cube BPaaS(エルシーキューブ ビーパース)」は、営業支援と業務代行を一体化したサービスです。このサービスは、特に設備機器メーカーや販売会社の営業活動の課題に対応するために開発されました。
営業業務の効率化
設備機器業界では、メンテナンス提案の機会損失が深刻な問題となっています。業務負担や人手不足の影響で、必要な営業活動が行えず、売上機会が失われる事例も珍しくありません。そのため、法令で義務づけられていない設備の保守契約締結率は約30%程度に留まっています。これにより、多くの機器が故障するまで放置され、予防保全提案などの対応が疎かになりがちです。
「LC-Cube BPaaS」は、機器の導入情報や保全履歴を分析し、最適なタイミングでメンテナンス提案を行うことで、営業の負担を軽減します。これにより、データに基づく営業活動が可能となり、売上を向上させるのです。
業務代行サービスの特長
このサービスの最大の魅力は、設備業界に特化した知見を活かした業務代行を行える点です。具体的には、以下のような機能が挙げられます。
- - 専用クラウドシステム(SaaS)によるデータ管理
- - 遠隔での営業アプローチ
- - 業務代行による必要データの管理と整備
これにより、自社の営業担当者がメンテナンス営業を行うよりも、最大3倍の継続的成果を得られることが実証されています。 例えば、顧客担当者への接触率は80%〜90%、見積依頼の獲得率は30〜40%、見積依頼後の受注率は3か月以内で20%〜30%、1年以内で40%〜50%という高い数値を記録しています。
導入企業の声
実際に「LC-Cube BPaaS」を導入した企業からは、メンテナンスに関する規制が強化され、対応が必要であるとの声や、アフターサービスの拡充を希望しているものの、優先順位が不明な企業が多いことが分かりました。さらに、営業人員の制約からメンテナンス営業が行えず、情報の整理が大変であるという声も寄せられています。
このように、業界特有のニーズを反映した「LC-Cube BPaaS」は、顧客との信頼関係を築くための計画的なメンテナンスの重要性を強調します。これにより、競合他社への切り替えを防ぎ、持続的な取引を維持できる可能性が広がります。
業界の現状と発展の意義
近年の建物新規着工件数は減少しつつあり、従来の新設販売だけでなく、既設設備の維持・メンテナンスが一層重要視されています。法規制の強化や技術の高度化によって自主点検が難しくなっている今、ディーキューブの「LC-Cube BPaaS」は、保全業務を効率化し、売上の基盤を強化するための最適なソリューションと言えるでしょう。
ディーキューブの代表取締役社長、藤﨑健一氏は「設備のライフサイクル管理で持続可能な社会を支える」との理念のもと、人手不足や環境問題への対応としてデータとテクノロジーによる解決策を積極的に推進しています。
会社概要
ディーキューブ株式会社は2021年に設立され、東京都新宿区に本社を構え、BtoB特化型のデジタルマーケティングやインサイドセールス、クラウド予防保全支援事業を提供しています。その目的は、製造業を支えることであり、引き続き設備機器業界の革新を目指します。