伝統と革新のガラスペン
2022-12-07 13:52:23

江戸の伝統工芸と現代技術が融合したガラスペンを紹介

江戸切子の魅力が詰まったガラスペン



伝統工芸と現代的な技術の融合によって誕生した新たな製品「江戸切子ガラスペン」。1949年に創業した安中特殊硝子製作所が手掛け、このプロジェクトには東京都江東区と墨田区の3社が協力している。

MAROWブランドの誕生



新たなブランド「MAROW」は、日本語の「磨礱(まろう)」にちなんで名付けられた。これは研ぎ澄ますことを意味し、伝統的な技術を生かした新しい製品を世に送り出すという創業者の熱意が込められている。江戸の伝統を尊重しながらも、現代のニーズに応える製品を提供することを目指している。特に「江戸切子ガラスペン」は、その一環として企画された第一弾の商品だ。

技術が育む美しさ



江戸切子は、日本を代表する伝統工芸品であり、特にその繊細で美しい模様が多くの人々を魅了している。江戸切子ガラスペンに施された模様は、「菊繋ぎ文」と呼ばれる非常に難易度の高いものだ。不老長寿を象徴する菊が連なっている様子は、根本硝子工芸の代表・根本達也氏の熟練した技術によって生み出された。彼の卓越した技術により、ガラスペンは単なる道具としてではなく、アートとしての要素も持ち合わせる作品へと昇華されている。

職人技が光るペン軸



また、ペン軸とペン先の仕上げを行う竹内製作所の竹内信夫氏も特筆すべき存在だ。彼は50年以上にわたり、国内外のメーカーからの様々な要望を実現してきた。ペン軸には高難度のファイヤーポリッシュが施され、デザインに合わせてひねることで唯一無二の輝きを持つ商品が出来上がった。

竹内氏の手によるペン先も非常にこだわりが強く、なだらかな山形を持たせることでインク溝にしっかりと浸透するよう調整されている。これにより、書いている途中で途切れることなく滑らかな書き心地を実現した。このペンを使うことによって、書く楽しさが一層増すことでしょう。

商品詳細と購入情報



「江戸切子ガラスペン」は、全長152mmの「ショート」と全長178mmの「ロング」の2種類が展開されている。デザインは「HINERI -TypeF-」と「HINERI -TypeH-」の2スタイル、さらにペン先は「ストレート」と「ツイスト」の2タイプが用意されている。その結果、全6種類のバリエーションが揃う。

- ロング HINERI -TypeF-: 税込110,000円
- ショート HINER-TypeF-: 税込77,000円
- ショート HINER-TypeH-: 税込77,000円

まとめ



江戸切子ガラスペンは、その美しさと機能性の両方を兼ね揃えた製品で、伝統工芸の魅力を新たな形で提案している。日本の技術と職人の情熱が込められたこの作品は、書くことのお供としてはもちろん、贈り物やコレクションとしても素晴らしい選択肢と言えるだろう。

会社情報

会社名
株式会社安中特殊硝子製作所
住所
東京都江東区大島5-51-13
電話番号

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