製造業向けOTセキュリティパックが新登場！業務提携の背景

新サービス発表の背景

製造業は、今、深刻なセキュリティリスクに直面しています。特に、サプライチェーンを狙ったサイバー攻撃が増加し、その影響で生産ラインが停止したり、情報が漏洩するといった事態が発生しています。かつてはクローズドな環境であった製造現場のOTネットワークも、DXやIoTの進展により、他のITネットワークとの接続が進んでいます。これにより、従来よりもリスクが高まっているのが現状です。

このような背景から、グローバルセキュリティエキスパート株式会社（GSX）が、都築電気、クロス・ヘッド、ネットワンパートナーズとともに新たに提供する「OTセキュリティ＆ネットワークパック」が生まれました。このサービスでは、各社の専門知識を集結し、製造業のセキュリティ対策を包括的に支援します。

サービスの特徴

この新サービスにはいくつかの特長があります。まず、ユーザーエクスペリエンスを重視した簡易診断や専門施設の見学を通じて、OTネットワークに関する具体的な課題とその解決策を把握することができます。また、導入支援においては、組織や運用面での現状分析と改善提案が行われ、さらにはルールの策定も支援されます。

構築面では、高いセキュリティと信頼性を持つOTネットワークを構築するための支援がされ、教育コンテンツも提供されます。運用保守面では、セキュリティ装置の監視を通じて早期にリスクを発見し、適切に対処する体制も整えられています。これにより、製造業の現場がより安全に運営できるための基盤が作られました。

業務提携について

サービスの提供開始にあたって、GSX、都築電気、クロス・ヘッド、ネットワンパートナーズの4社が業務提携契約を締結しました。これにより、それぞれの持つ技術や知見を最大限に活かし、製造現場のセキュリティ強化に大きく寄与することを目指しています。

- 都築電気株式会社の執行役員専務である西村雄二氏は、製造現場のセキュリティリスクが深刻な社会問題であることを指摘し、ワンストップの迅速なサービス提供の重要性を強調しました。
- クロス・ヘッド株式会社の取締役貫幾太郎氏は、設計から運用までの一貫した支援が求められる中、自社の専門性を活かして安定したセキュリティ運用を提供しています。
- ネットワンパートナーズ株式会社の取締役執行役員岸上要太氏は、製造現場のネットワークがサイバー攻撃の狙い目となっている現状を踏まえ、技術力を活かしたサービス提供に努めています。

この4社の協力により、より包括的で効率的な製造業のセキュリティ対策が実現されることが期待されています。製造業界の皆様におかれましては、この新サービスを通じて、安全な製造現場を実現に向けて、一歩踏み出していただきたいと思います。