日本旅行がウズベキスタンの大学と提携し人材育成を強化する新たな取り組み

日本旅行、ウズベキスタンの大学と連携した人材育成に向けた新たな取り組み

株式会社日本旅行は、ウズベキスタン共和国にある3つの大学と人材育成に関するパートナーシップ協定を締結しました。この協定により、ウズベキスタン国立世界言語大学、シルクロード観光・文化遺産国際大学、タシケント国立交通大学との相互協力が進められ、日本国内でのウズベキスタン人材の就業機会が拡大されることが期待されています。

背景と目的

この取り組みは、急増するインバウンド需要に対応し、観光業やその他の産業における労働力不足という社会問題の解決に貢献することを目指しています。日本旅行はすでに昨年、キルギスの大学と同様の協定を締結しており、日本での文化や商習慣についての理解を深めるための講義を開いてきました。今回の協定は、その流れを受けた新たなステップです。

三つの大学について

ウズベキスタン国立世界言語大学

この大学は、日本の外語大学に相当し、1,000人以上の学生が日本語を学んでいます。国内で最大級の日本語教育機関であり、学生にとって多くの就職機会を提供する重要な存在です。

シルクロード観光・文化遺産国際大学

2018年に設立されたこの大学は、観光や歴史、言語に関する学科が整備されており、観光分野に特化した教育を行っています。外部からの視点を重要視し、国際的な視野を持つ人材を育てています。

タシケント国立交通大学

ここでは、航空、鉄道、自動車など技術者の育成に特化しており、10,000人以上の学生が在籍しています。交通産業における専門的な知識を持つ人材を供給しています。

協定の内容

この協定において、両者は以下のポイントで協力を進めることに合意しました：
1. 日本市場における人材雇用に関する認識の向上。
2. 日本企業によるウズベキスタン人材の採用をサポートする。
3. 技能開発や労働力の流動性に関するセミナーやワークショップを共同開催。
4. 日本語教育の普及を促進する。
5. パートナー企業や業界団体、政府機関の相互紹介。
6. その他の協力分野の拡大。

今後の展望

日本旅行は、ウズベキスタン人材の認知度向上を図り、就職やインターンシップの機会を提供することを目指しています。そして、日本企業のウズベキスタンへの誘致を進めることで、双方向にメリットのある関係を築いていく意向です。

この新たな取り組みが、日本とウズベキスタンの文化交流をより豊かにし、両国の発展に貢献していくことが期待されます。今後の実績に注目が集まります。