介護離職対策に特化したサービス「よりそいコンシェル for Business」開始！ツクイが企業とビジネスケアラーの両方を支援

介護離職問題に特化したサービス「よりそいコンシェル for Business」開始

株式会社ツクイは、2024年7月より、仕事と介護の両立支援サービス「よりそいコンシェル for Business」を開始しました。このサービスは、仕事と介護を両立させたいビジネスケアラーの離職問題に直面する企業を対象として、企業と従業員の双方に様々なサポートを提供します。

背景：深刻化する介護離職問題と企業側の課題

近年、高齢化が進む日本では、仕事と家族介護を両立する「ビジネスケアラー」が増加しており、2030年には約318万人に達すると予想されています。しかし、介護の負担や勤務先の支援不足により、毎年約10万人が介護離職をしているのが現状です。

介護離職による経済損失は2030年には約9兆円に達すると試算されており、企業の持続的な成長を阻害する要因にもなっています。経済産業省が実施したアンケート調査では、ビジネスケアラーが仕事と介護の両立を困難に感じる理由として、「勤務先の両立支援制度が整備されていない」という声が最も多く、企業側の支援が十分ではない現状が浮き彫りになりました。

「よりそいコンシェル for Business」：企業と従業員双方への総合的な支援

「よりそいコンシェル for Business」は、40年以上介護事業に携わってきたツクイのノウハウを活かし、企業とビジネスケアラーが抱える介護離職問題の解決を目指したサービスです。

企業への支援

従業員の家族介護の実態調査
介護休業（休暇）の導入支援（人事制度・就業規則等へのアドバイス）
介護関連情報の普及促進

多くの企業が、ビジネスケアラーに対する支援の基礎となる「従業員の介護の実態把握」ができていない現状があります。ツクイでは、実態を正確に把握することで、必要な施策をアドバイスし、ビジネスケアラーの離職防止に貢献します。

従業員への支援

ヒトとAI技術を組み合わせた「ハイブリッド型」相談サービス
専門職種「コンシェルジュ」とAIコンシェルジュによる24時間365日の相談サービス
スマートフォン用アプリケーション「LINE」を利用した介護関連情報の定期配信
オンラインセミナー
ビジネスケアラーの孤立防止のための座談会
* 介護関連情報の提供、介護保険外サービスの紹介

従業員は、企業の福利厚生制度の一環としてこれらのサービスを無料で利用できます。多様化する介護環境やケアラーのニーズに対応するため、ツクイは必要な情報を提供し、ケアラー自身が気づいていない問題を顕在化させ、最適な支援を提供します。

今後の展開

ツクイは、「よりそいコンシェル for Business」を企業の福利厚生制度として導入することで、2026年3月までに契約企業を100社に拡大することを目標としています。介護事業を通して、多くの企業が抱える従業員の介護離職問題解決に貢献し、働き続けたい人が介護によってその機会を奪われることなく、自分らしく生きることができる社会の実現を目指します。

株式会社ツクイについて

株式会社ツクイは、1983年に介護事業を開始し、全国で550カ所以上のデイサービスを展開しています。在宅介護サービス、居住系介護サービス、在宅看護サービスなど、多岐にわたる介護サービスを提供しています。

ツクイグループは、介護事業に加え、人材事業、リース事業、IT事業なども展開しています。「超高齢社会の課題に向き合い人生100年幸福に生きる時代を創る」というミッションのもと、誰もが住み慣れた地域で自分らしく最期まで暮らせる豊かな社会の実現に貢献しています。