鹿児島県の高校でTANOを使った実践教育が始動
鹿児島県立加世田常潤高等学校では、2026年6月19日にモーショントレーニングシステム「TANO」を活用した実践的な授業が行われました。この取り組みは、高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の一環として、同校における教育改革を進めるためのものです。
授業の概要
本授業のテーマは「福祉における情報テクノロジーの活用と実践」でした。具体的には、生成AIを活用しながら生徒たちが高齢者向けゲームの企画と開発に取り組むという内容です。福祉とデジタル技術を組み合わせることで、実践的な学びの場を提供し、生徒たちが主体的に「介護DX」の仕組みを習得できるようになっていました。
加世田常潤高等学校では、昨年度からTANOを導入し、今年度はゲーム開発というテーマを設定。TANOTECHと連携したエア・ウォーター西日本株式会社や株式会社カクイックスウィングによるオンライン研修を通じて、実践的な介護DX教育が推進されています。
生徒たちのアイデア
授業では、1年生から3年生までの混成チームが編成され、提示されたリストをもとにゲームの方向性を決定しました。生徒たちは高齢者が楽しむことのできる要素や、体が不自由な方でも遊べるゲームのアイデアを考案し、生成AIにその指示を出すプロセスを体験しました。
実際には「金庫を開けるゲーム」や「体が不自由な方でも遊べるゲーム」といった、革新的なアイデアが多数生まれるなど、生徒たちの柔軟な発想が光りました。授業で企画されたゲームは以下の3つです。
- - 洗濯物を取る
- - 声で指定メモリまで水を貯める
- - 左右の手でダイアルを合わせる
これらのアイデアは、実際に生徒同士で体験・評価・意見交換をしながら開発が行われ、講師からのリアルタイムなフィードバックを受けてブラッシュアップされました。
地域社会とのつながり
授業当日は、地域メディアによる取材も実施され、企業と学校の連携による実践的なDX教育の取り組みとして注目を集めました。今後は、開発したゲームコンテンツを通じて地域の高齢者向けに出前授業を行い、健康や姿勢について考える機会を創出する予定です。また、2026年に鹿児島で開催される「快護生活フェス!2026 福祉機器展&セミナーin かごしま」では、学生が開発したコンテンツを展示することも計画しています。
TANOとは
TANOは、身体の動きを非接触型で認識するモーショントレーニングシステムで、幅広い分野での活用が期待されています。運動・認知・発声プログラムを通じて、高齢者の介護予防やリハビリテーション、教育などでその効果を発揮しています。今後もTANOTECHは、教育機関や企業との連携を深め、福祉DXの可能性を追求しながら地域社会への貢献を目指します。
授業概要
- - 実施日: 2026年6月19日
- - 実施校: 鹿児島県立加世田常潤高等学校
- - 授業テーマ: 生成AIとTANOを活用した実践的DX研修
- - 実施内容: 福祉向けのゲーム企画・開発、体験・発表
- - 協力: エア・ウォーター西日本株式会社、株式会社カクイックスウィング
このように、TANOを用いた取組は、生徒たちに新たな学びを提供し、地域社会との連携にも寄与する取り組みとなっています。今後の展開にも期待が寄せられます。