ディープテック投資発表
2024-08-22 19:14:15

株式会社産業革新投資機構が新たに15億円をディープテック投資に注入

株式会社産業革新投資機構(JIC)は、ディープテック分野に特化した投資を推進するため、Abies Ventures株式会社が運営するAbies Ventures Fund II(AVF II)に対し、15億円のLP投資を行うことを決定しました。この新しい投資は、Society 5.0の実現に向けた新規事業創造や国内スタートアップのグローバル展開支援を視野に置いています。

JICは、民間投資の促進及び投資人材の育成を通じて、次世代産業を支えるリスクマネーの好循環作りをミッションとしています。そのためには、オープンイノベーションを通じて企業の成長を支える資金供給が不可欠です。特に、ディープテック領域は、市場の成長と社会課題の解決に向け重要な役割を果たすことが期待されています。

現在、JICの投資基準には、Society 5.0に向けた事業創造やユニコーンスタートアップの育成が挙げられています。これに基づき、AI、IoT、ロボティクス、バイオテクノロジーなどの分野において、大規模なリスクマネー供給が不可欠とされています。

ディープテックスタートアップはその特性上、研究開発から事業化に至るまで長い時間と多額の資金を要するため、JICのような財源が求められています。少子高齢化に伴って、国内市場が縮小する中で、グローバル市場へ進出することがユニコーンスタートアップへの道を切り拓く鍵となります。

AVF IIは、ロボティクスやモビリティ、新素材、環境技術、宇宙などの分野に焦点を当て、ディープテックへの投資を積極的に行っていく方針です。JICはこのファンドへのLP投資により、ディープテック領域におけるリスクマネーの供給を拡大し、新たな産業創出に貢献したいと考えています。さらに、Abies Venturesはネットワークを活用した海外進出支援にも強みを持ち、JICはその協力によって国内スタートアップの国際展開を後押しすることを期待しています。

このLP投資は、特にディープテックという未開拓の領域に対する支援が重要であるという考え方に基づいています。技術やビジネスモデルの革新がもたらす社会へのインパクトを最大化するために、リスクを取る新しい挑戦を促す役割を果たします。

Abies Ventures Fund IIは2024年に設立され、存続期間は10年間です。その中で、JICは競争優位性のある投資戦略を持つ企業への資金供給を推進し、特に日本におけるオープンイノベーションを高め、競争力のある産業基盤の構築に寄与していくことが期待されています。

JICは、社会に新たな価値を提供するための事業創造を、今後も積極的に支援していく姿勢を示しており、AVF IIへの15億円のLP投資はその第一歩であるといえるでしょう。未来のディープテック市場で活躍するスタートアップの登場が今から待たれます。


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会社情報

会社名
株式会社産業革新投資機構
住所
東京都港区虎ノ門1-3-1東京虎ノ門グローバルスクエア9階
電話番号

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