中学生による建設業の舞台裏を探る
2026年2月2日、三重県員弁郡東員町の東員町立東員第一中学校において、建設・設計のプロフェッショナルによる出前授業が行われました。この授業は現在進行中の新校舎建設工事に伴い、施工を担当する株式会社鴻池組と設計を手がける株式会社梓設計の協力によって実現しました。
授業の概要
この出前授業は、生徒のキャリア教育の一環として企画されました。東員第一中学校では、155名の1年生が参加し、発注者である東員町の担当者も同席。この機会を通じて、生徒たちは建設業界の実情を学びました。授業では、各担当者がそれぞれの役割や業界の仕事内容について、映像や3Dモデルを用いてわかりやすく説明しました。
授業風景と生徒への配布物
鴻池組と梓設計の担当者は、自社の業務を紹介し、各自がどのようにキャリアを築いてきたのかや仕事の魅力について語りました。その中で、鴻池組は特別に、実際の建設現場で使用されている鉄筋を加工して製作したペーパーウェイトを生徒たちに配布。これにより、学ぶことがより身近に感じられる瞬間が生まれました。
生徒との対話
授業中の質疑応答では、生徒が具体的な質問を投げかける場面もありました。運動部の生徒が「完成図にある緑色の部分は芝生ですか?」と尋ねると、東員町の担当者は「芝生ではなくテニスコート予定地です」と説明。そのやり取りを通じて、生徒たちの期待感がさらに高まった様子が伺えました。新校舎の引越しは2027年を予定しており、生徒たちが新しい学び舎を心待ちにしていることが伝わってきます。
今後の展望
授業後、他の生徒たちからも個別に質問があり、各担当者との交流の機会が設けられました。また、参加した生徒たちは新年度に施工現場を見学する予定です。鴻池組は、こうした出前授業や現場見学を通じて、生徒のキャリア教育を支援することに力を入れていく考えです。授業を受けた生徒たちが将来的に建設業に関心を持ち、実際に携わるきっかけとなることを期待しています。
このような取り組みを通じて、地域の中学生たちが未来のキャリアを考える上での大きな糧となることを願っています。