ヤマサキの働き方改革とその成果
広島市に本社を置く化粧品メーカー、株式会社ヤマサキは、その「ラサーナ」ブランドで知られ、国内市場においても唯一無二の海藻コスメとして名高い会社です。最近、同社は広島労働局から「ベストプラクティス企業」に選ばれ、これまで取り組んできた働き方改革や福利厚生の充実度が高く評価されました。これは、従業員がいきいきと働ける環境を創出するための慎重な取り組みの結果です。
ベストプラクティス企業選定の背景
広島労働局によって選出される「ベストプラクティス企業」は、長時間労働の削減に積極的に取り組み、過重労働の解消を進める企業です。ヤマサキは、この理念に基づき、「従業員の健やかな暮らしを守ること」が会社の成長に欠かせないとする考えのもと、全社的に働き方改革に取組みました。
代表取締役の土肥光氏は、「従業員やその家族を大切にすることが、経営理念である『健やかで自分らしい生き方に貢献する』の実現に繋がる」と語っています。この理念のもとで、多くの施策が展開されてきました。
働き方改革の具体的な取り組み
ヤマサキが実施した主な取り組みは次のようになります。
1. ICT環境の整備
すべての社員にスマートフォンを提供し、Microsoft Office365を導入。AI活用研修も行うことで、オンライン会議が可能となり、テレワーク中でもコミュニケーションが円滑に行えるようになりました。その結果、業務の効率が格段にアップしました。
2. RPAの導入・活用
200以上の業務がRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)によって自動化され、受注処理や労務管理といった定型業務が効率化されました。従業員は、貴重な時間を必要な創造的業務に充てることができるようになっています。
3. ハイブリッドワークの推進
テレワークと出社を柔軟に選べるハイブリッドワークにより、業務の性質に応じた最適な働き方を選択できます。これにより、出社の利点もテレワークの利点も享受しながら、効率よく作業を進められる職場環境が実現されました。
働き方改革の成果
これらの改革の成果は数値にも現れています。昨年までの調査で、ワークライフバランスに対する満足度は96%に達し、残業時間は2011年の平均35時間から2024年にはわずか5時間48分に減少。また、年次有給休暇取得率も向上し、2018年の8日から2024年には13日へと増加しています。男性社員の育児休暇取得率も上がっており、社員の多様な働き方が実現されつつあります。
ラサーナブランドの特徴
ヤマサキは「洗い流さないトリートメント」の先駆者としても知られており、1998年に「ラサーナ 海藻 ヘア エッセンス」を発売し、毛髪補修の面で消費者から支持を集めてきました。この製品は累計販売本数が2,500万本を突破し、幅広い世代に愛され続けています。今後もヤマサキは、顧客に寄り添い、共に成長するブランドであり続けることを目指しています。
広島の地で、従業員が活き活きと働くことができる企業文化を築くヤマサキ。働き方改革の先駆者として、彼らの動向から目が離せません。