無印良品の新たな拠点「MUJI BASE TESHIMA Ⅱ」がオープン

無印良品の新たな宿泊拠点「MUJI BASE TESHIMA Ⅱ」オープン

無印良品を展開する株式会社良品計画が、香川県小豆郡土庄町豊島に、滞在型宿泊施設「MUJI BASE TESHIMA Ⅱ」を4月18日（金）にオープンします。これは、古民家や遊休不動産をリノベーションした「MUJI BASE」シリーズの第4弾にあたります。昨年の2024年4月に続く、豊島における2棟目の施設です。

良品計画は「感じ良い暮らしと社会」を目指し、地域の方々と共に価値観を共有し、地域活性化の活動を進めています。「MUJI BASE」は、こうした取り組みの一環であり、余っている不動産を利用して地域に根ざした暮らしの拠点をつくり、「生活の楽しさと地域との共存」を実現する施設です。現代では、ワーケーションなどライフスタイルが多様化しており、都市から離れた静かな日常を体験する場として、この施設は大いに期待されています。

豊島といえば、アートの島として知られ、多くの人々が訪れるスポットです。新たにオープンする「MUJI BASE TESHIMA Ⅱ」は、豊島の高台、井奥条の集落に位置し、古い空き家を活用しています。内装は良品計画によってデザインされており、開放感のある空間が広がっています。高い天井を確保しつつ、和室には伝統的な要素を活かし、麻畳を用いて清潔感のある雰囲気を演出しています。

さらに、キッチンや洗面台には無印良品のオリジナル製品が取り入れられ、アートとの融合が図られています。音楽を通じて空間を豊かにするスピーカーを取り入れ、良品計画のインテリアブランド「IDÉE」が手掛けた日本の古家具やモダンデザインを取り入れたテーブルや、地域の作家によるアート作品など、さまざまなアートが楽しめるスペースに仕上げられています。

今回採用されたスピーカーは、JVCケンウッドとの共同プロジェクトとして開発されたもので、木の響きをテーマにしたデザインが特徴です。リニューアル前の空間から取り出した材木や廃家具を活用し、持続可能なデザインを実現しました。社の理念を理解し、素材探しから製作にかけて一貫して関わったJVCケンウッドのおかげで、ユニークな空間が完成しました。