高校生が手掛ける民泊「compass」がオープン
泉佐野市のフリースクール「キリンのとびら」の学生たちによって新たに誕生した民泊「compass」が、ついに公式にオープンしました。この民泊は、空き家を活用し、高校生たちが主体となって運営されています。利用者は地元の魅力や文化を体験できるだけでなく、彼らの挑戦をサポートすることができる素晴らしい機会です。
「compass」 の概要と特徴
民泊「compass」は、726年の歴史を持つ家屋を改装した施設で、最大5人まで宿泊可能です。住所は大阪府泉佐野市若宮町9-3、関西空港からもわずか10分の距離に位置しています。
施設の設備
- - 1階: LDK、浴室、トイレ
- - 2階: 洋室1室、和洋室1室
- - アメニティ: Wi-Fi、冷暖房、キッチン、冷蔵庫、バスタブ、洗濯機
訪日外国人を視野に入れた宿泊サービスを提供し、地域の文化に触れる体験を重視しています。現在はAirbnbを通じて予約が可能で、早速多くの旅行者から注目を集めています。
フリースクールの取り組みとして
「キリンのとびら高等部」は、未来を自分の力で切り拓くための選択肢を与えることをモットーに、子どもたちが様々な体験を通じて成長し、自らの将来を考える場を提供しています。この民泊プロジェクトはその一環として、高校生たちが地域と関わりながら実践的な経験を積むことを目的としています。
クラウドファンディングによる支援
同民泊の立ち上げにあたっては、学生たちがクラウドファンディングを使って資金を集め、有難いことに195人もの方々から支援が寄せられました。その資金をもとに、築70年の伝統ある家屋が生まれ変わったのです。
地域との交流と経験の重要性
「compass」での宿泊者には、地域の魅力を感じてもらえるようなプログラムが用意されています。高校生たちが運営することで、宿泊者と地元の子どもたちが触れあう機会もあり、より一層の交流が図られています。これは、子どもたちがどのように働き、どう生きるかを考える貴重な体験へとつながります。
民泊のコンセプト
「compass」という名称には、民泊を利用するすべての人に安らぎの場を提供し、満ち足りた体験を持って帰ってほしいという願いが込められています。ロゴは羅針盤を基にデザインされ、人とのつながりを象徴化しています。宿泊者が新たな経験を得ることができる場となるよう、高校生たちが心をこめて運営しています。
フリースクールの理念に基づく教育
「キリンのとびら高等部」では、得意不得意のある子どもたちが自分のペースで学び、成長するための支援を行っています。提携する代々木高等学校とともに、高卒資格の取得フォローや地域の経営者やフリーランスの方々による実体験に基づいた支援を受けることができ、社会での活躍に必要なスキルを身につけています。このような実践的な取り組みにより、子どもたちは自らの未来を自分で選ぶ力を養っていくことができます。
キリンこども応援団の全体像
特定非営利活動法人キリンこども応援団は、子どもたちに安心できる居場所を提供し、未来へのステップを応援しています。「子ども第三の居場所」として、地域に根ざした多様な支援を展開しており、子どもたちの権利を尊重しながら、笑顔あふれる未来を築くお手伝いをしています。
訪れる方々が心落ち着く空間で、思い出に残る特別な時間を過ごし、地域とのつながりや新たな発見ができる「compass」。多くの方々のご利用をお待ちしております!