日台合作ドラマ「木蘭花 MULAN ON THE RUN」が台湾での放映決定、現地記者会見を開催

日台協力が生んだ新たなエンターテインメント

日台合作ドラマ「木蘭花 MULAN ON THE RUN」が、6月23日から台湾の「台湾客家（ハッカ）テレビ」で放映されることが決まり、現地では記者会見が開催されました。このプロジェクトは、東京を拠点とする株式会社ドリームキッドが台湾の制作会社、果昱影像製作有限公司と連携し、資本や制作面において完全に協力して生まれた作品です。

ドラマは、テロリズムやハイテク犯罪をテーマにし、アクションが満載で京劇の演出も取り入れられた、現代社会に呼応する内容となっています。視聴対象はアジア全域はもちろん、さらに世界のマーケットも視野に入れています。主役のキャストには台湾の人気女優が起用され、その演技力が光ります。

当日の会見には、主演の蕭薔（ステファニー・シャオ）や姚采穎（イボンヌ・ヤオ）、さらに日本人女優の加藤侑紀、監督の王毓雅（アリス・ワン）らが集まり、報道関係者に様々な情報を提供しました。特に蕭薔は、これまでの優しい女性のイメージとは異なり、ハードなアクションに挑戦する姿に注目が集まりました。彼女はまた、振り返って挿入歌の録音についても触れ、日本語の学習が苦労であったことを明かしました。

加藤侑紀は、初めはセリフの変更に戸惑いを感じていたもののアクションシーンは得意で楽しく取り組むことができたと語り、一方で姚采穎はロープで吊るされるシーンの苦労を語りました。

「木蘭花」は、全28話、1話60分の構成で、日本語、北京語に翻訳され、アクションエンターテインメントとして多くの視聴者に楽しんでもらえるものとなるでしょう。独自のストーリーで、台湾の女性たちが中心となって現代の悪事に立ち向かう姿が描かれます。

今後は、台湾での放送開始に続き、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、日本などでも順次配信される予定で、中国でもIPTVによる視聴が計画されています。国際的な展開を期待しながら、アジアの女性たちが持つ力強さや魅力を引き出した本作は、多くの人に感動を与えることでしょう。是非、注目したい作品です。